ヘンテコ映画3本立て

今日はお休みだったので、ヘンテコ映画ばかり見てました。

●「不良番長 口から出まかせ」(1971年 東映)

梅宮辰夫と山城慎吾のご存知バカ映画シリーズです。
不良番長梅宮が、不良仲間と海を漂流していると
女ばかりの漁村に流れ着き、いきなりなぜか清川虹子率いる
女村長に、強引に乱交祭りに誘われるという
オープニングからして、もうバカです。

昔の東映東京・大泉学園の撮影所はこんなエログロナンセンス映画
ばかり撮っていたんですよねぇ・・・。

だって途中で、宿がなくなって動物園で寝ていたら
メスゴリラに襲われたので、梅宮辰夫がパンツを脱いで
男性のしんぼるを見せ付けたら、メスゴリラがメロメロになるって
シーンがあるんですよ。
今ではあり得ないでしょ?

いやぁ、東映の3本立ての脳みそ空っぽ映画って、
変な味がありますネェ・・・。

●「でんきくらげ」(1971 大映)

名監督にして、大映テレビの基礎を築いた増村保造監督の、
キャリア後年 不遇の時代の代表作です。
市川雷蔵や勝新太郎で大もうけした大映も、71年の倒産前後は
エロス映画に乗り出していました。

この作品は「いそぎんちゃく」「でんきくらべ」「しびれくらげ」
といった軟体動物シリーズと呼ばれる作品群の一つです。

私は昔 大井町の大井武蔵野館で4本立てぐらいで見たので
あまり覚えていなくて、もう一度見直してみました。

すると、単なるエロ映画かと思っていたのですが、意外な
拾い物のいい映画でした。

渥美マリ演ずるサトミは、場末のバーのホステスの母と、その
情夫と3人暮らし。洋裁の学校に通う貞淑な19歳でしたが、
ある日、母の情夫に手込めにされます。逆上した母は、情夫を刺し
刑務所へ・・・。
サトミは生きていくために、母がいたバーで働くこととなります。

その後サトミは、その魔性の肉体と度胸で銀座のホステスへとのし上がり政財界の大物を転がす「でんきくらげ」となるのです・・・。

でも彼女の心は、彼女をいつも守ってくれる川津祐介演ずる
バーのマネージャーのもの。でも商品である自分に惚れてくれない
葛藤で、彼女はいつしか恐ろしい計画を思いつきます・・・。

というような、まさに大映テレビのパターンの映画なのですが
そこはさすが増村保造。きちんと登場人物のキャラクターを描いて
いるので、今の日本映画のなかに入れたら、確実にキネ旬10位には
入るであろう出来でした。
こういう映画が、いわばエロ映画として消費されていたんだから
日本映画は活気があったわけですよ・・・。


●「俺たちフィギュアスケーター」(2004年 ドリームワークス)

真央ちゃんの活躍などがあったので、気がついたら借りていました。
この映画はご存知の通り、もともと男子シングル フィギュアの
スター同士が、試合会場で乱闘騒ぎを起した事から、スケート界を
追放され、
仕方なく法の網目を潜り抜けて、男性同士のペアーを組んで
再び金メダルを狙うという、ストーリーです。

この話はロッキーや、レスラーのような負け犬映画フレーバーの
バカ映画だったので、非常に感情移入しやすく、
爽快なバカ映画として、レベルの高いものでした。

やはりハリウッドは、この手のバカ映画でもきちんとストーリー
アナリストがついて、しっかり脚本を練っているので
普通に楽しめる映画になっていました。




やはり、脚本をしっかり練らないと
いい映画にはなりませんし、逆に言うと 登場人物のキャラクターや
動機付けがしっかりしていると、バカ映画やエロ映画でも
非常に見ている人の心を掴むことができるんだナァ・・・。と
再確認しました。
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by AWAchampion | 2010-02-28 23:54 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)