「NINE」見ました

今日、映画NINEを見ました。
例によってバリバリネタバレしますよ!

基本的にゴージャスで質も高く、才能がある人たちが集まって作った、
大人のエンターテイメントで、好みとしては「アバター」よりも断然スキです。
一言でいえば、本当によく出来ています。
ロブ・マーシャルはさすが、良い腕をしていると思いました。

が!

この映画は、フェリー二のスーパー名作「8_1/2」にインスパイアーされたミュージカル「NINE」が、
ベースとなっています。


私は岡田敬二の息子のくせに、
トミーチューンの出世作である、「NINE」を舞台で見ていないのですが、
もちろんフェリー二の映画は見てます。

たぶんそういう人が一番この映画に戸惑うのでは?と思いました。

察するにストレートプレイシーンからミュージカルに変わる雰囲気は
舞台の構成を強く引きずっているのでしょう。
そこは、とても練られていて、ミュージカルの高揚感を感じました。

ただ、編集が悪い意味で達者過ぎて、ライトチェンジ一つでファンタジーへ飛び込む、
ミュージカルのけれん味が削がれていたのも感じましたね。

問題はストレートプレイシーンにあります。
ここは正直フェリー二には勝てないですよ。
そもそも分かりやすくするために相当図式化した人物関係にしてありますから。
だったらバリバリ引用しちゃえばいいのに、あまりないなぁ、もったいないなぁと思いました。

逆に俳優・女優陣は頑張ってます。
歌も踊りも相当訓練されていて、007のM役の女優さんジュディ・デンチが特に良かったです。
あと、ペネロペ・クルスは凄いですね。
すげぇ色っぽいです。

ダニエル・デイ・ルイスはイタリア人には見えませんが、
ああいう女にだらしないロクデナシをやらせたらうまいですね。

でも、本妻とのシーンは、ばっさり要らないですよね?

というのは、絶対この映画を見た人は
「ALL THAT JAZZ」を思い浮かべると思うのです。
あれはボブ・フォッシーの自伝で、べつに「8 1/2」の
引用ではありませんが、創作に悩む監督とそれをとりまく
女性たちのミュージカル・・・というとねぇ・・。

もともとの「8 1/2」もそうですが、セックス&ドラッグ上等!
みたいな映画のほうが、この手の映画はいいような気がしますね・・。
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by AWAchampion | 2010-05-02 00:07 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)