「トイストーリー3」を見ました

昨日、夏休み中の渋谷で
「トイストーリー3」を見ました。

普通は私、まあ字幕版を見るのですが、今回のこの映画は
ほとんどの劇場のほとんどの回が吹き替え版で上映されており
私も今回は吹き替え版で見ました。

すると客層は 中・高校生ぐらいのグループと
幼い子供をつれた親子連れの2タイプにはっきりと分かれていて
逆にこの映画がターゲットとする客層の雰囲気をリアルに感じられる
良い環境で見ることが出来ました。

私は第一作の「トイストーリー」は劇場で見ています。
当時はとにかくピクサーの3Dアニメがはじめてであった
という事もあり、技術力に圧倒された想い出がありました。

しかしそれから15年近くたち、実はピクサーの魅力は
その脚本力の高さであるという事は、皆様のご承知の
事と思います。
今回の映画も本当に脚本が良くできていました。

特に感心したのは、そのおもちゃのキャラクター達の
性格設定のすばらしさです。
おもちゃたちに割り当てられた性格が、本当にその玩具の
特性から派生しているであろう、信じられる性格である
というのが本当にすごいです。

一人ひとりのおもちゃの性格が、5歳の子供たちにも
納得できる形で完璧に書き分けられているので
どんどん感情移入が出来るのです。

さらに、この物語は主役こそカウボーイのおもちゃ
ウッディですが、均等に誰もが活躍の場を与えられていて
「人間は誰しも、自分の特性に合った活躍の場があるんだ」
という事を強く教えられます。

アメリカの子供番組に関わった経験から
かの国では「基本的に世界に悪い人はいない。考えの違いはあるけれど
それは理解したうえで乗り越えていくものだ」という
教育思想がしっかりしていて、勧善懲悪を好む日本の
アニメとはちょっと違います。

今回のトイストーリーでも
ほとんどのキャラクターは、本当に悪くは描かれません。
ただ、あの熊のヌイグルミだけは最後まで悪いので
それが逆にストーリーに強烈なインパクトを与えます。


このストーリーの肝は、やはり最後の
アンディとおもちゃたちとの別れのシーンでしょう。
本当に泣けます。
特にアンディが、ウッディを手放さなくては・・と
なる辺りの表情や、
ウッディを抱きしめて「彼は僕が覚えていないほど前から
一緒にいる、僕の親友なんだ。」と語りかけるところは
もう号泣ですよ。

ボイスにも書きましたが、僕も泣いていましたが
僕の後ろの列に座っていた5才ぐらいの男の子が
ラスト30分感動で号泣していました。

そのぐらいの男の子は怖くて泣くことはあっても
感動で泣くって中々ないですよ・・。

子供向けコンテンツのクリエーターとしては
本当にすばらしい体験をしましたし、深く嫉妬もしました。

いや、ほんと
どう考えても傑作です。
特にトイストーリーシリーズの中でも一番の出来だと思います。


ただし!一点だけ。
所ジョージのバズ・ライトイヤーの吹き替えはどうしてあんなに
下手糞なんでしょ?
アレはダメですよ・・・。

あと、保育園の子供たちの吹き替えの声で
今井悠貴くんのクレジットを見ました。

彼は5年ほど前、まだ彼が5歳の時にセサミストリートで
一緒に仕事したのですが、幼稚園生ながら
本番の前に「監督・・・ぼく演技プランが2つあるんだけど
どっちがいいですか?」と聞いてきた大物です。
是非、良い役者になってほしいです!
トラックバックURL : http://rokada.exblog.jp/tb/11097712
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by AWAchampion | 2010-08-08 00:59 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)