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あえて今の時代にオリコン1位を・・・

その昔 既に海外でもその名を轟かせていた
YMOが、「あえてヒットチャートで1位を取るために」とボーカル入りの歌謡曲を書いたのが
名曲「君に胸キュン」でした。

オリコン1位を取るためには、テクノサウンドで世界的に有名になるのとは
また別の方法論が要りますし、特に当時松田聖子に曲を提供して
オリコン1位を連発していた 細野晴臣にとっては、職業作曲家としてのプライドも
あったのでしょう。

とにかく それは当時とても面白い試みでした。

やはり ポップカルチャーは 人に消費されてこそ ポップカルチャー足りえるわけですよ。

ですから 腕に自信のある音楽家は 是非 あえて今の時代にあえて
オリコン1位を狙うべく 研究して曲を作って欲しいと思います。

はっきり言って今の時代は 音楽チャート=握手券チャート になっていると思います。
それはそれで ひとつのエンタメ業界の生きる道だと思いますし、この不況下に
こんな金鉱脈を 路傍の石を集めて作り上げたスキームには 素直に感心しますけど
それはキャラクタービジネスであって、エンタメビジネスとはちょっと違うような気がします。

さらにその昔 いずみたくが 初見で聞くと 童謡に聞こえるような歌 「世界は二人のために」を
無名の新人 佐良直美に歌わせて 大ヒットを飛ばした事がありました。
あれこそ まさにコンテンツによる エンタメビジネスだと思います。

オリコン1位を コンテンツの力で取るには、多分音楽的に面白いだけではダメなんでしょう。
低俗・・・とは言葉が違いますが、いい意味でも悪い意味でも 「誰にでも歌える、誰にでも覚えられる」
という要素が必要だと思います。

あえて、今の時期にポップスの方でなくてもいいので、是非コンテンツの力で
オリコン1位を狙って欲しいですね。
Commented by ためなが at 2012-05-24 01:15 x
結局、同じ松本隆-細野晴臣コンビの天国のキッスに阻まれ、一位取れなかったんすよねぇ…(笑)
音楽が面白くなくなってから久しいですね。音楽だけじゃないか。あらゆる分野でコンテンツの力って落ちてますよね。ヤバいなと思ってますよ。
by AWAchampion | 2012-05-23 23:27 | 歌謡曲考察 | Comments(1)