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YMO が手のひらサイズに!

歌謡曲考察というカテゴリーには入らないとは思いますが、
今日はYMO の RYDEENについて考えてみたいと思います。

もうRYDEENはYMOの代表曲としてものすごく有名です。
彼らのセカンドアルバム ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーの中に入っている曲で
1980年に発表されました。

高橋ユキヒロさんが作曲としてクレジットされていて
彼がメロディーを考えて、そこに坂本さんと細野さんが肉づけをしていったという事だそうです。
ホントかどうかは知りませんが、居酒屋などでユキヒロさんが鼻歌で毎回良くこの
メロディを口ずさんでいて、「それいいじゃん」となったと言われています。
・・・まあ照れ屋なお三方のことですから、本当はガッツリこもって作った気もしますが。

私はこの曲を、小学校3年生の秋に初めて聞きました。
当時私の小学校に赴任して来たばかりの若い体育教師がこの曲と テクノポリスを使って
「テクノ体操」という創作ダンスを作り、我々に踊らせたのです。

当時アニメーションで「勇者ライディーン」というロボットものが流行っていて
初めはあの、子門真人の曲で踊るのかと思ったら、YMOだったというわけなのです。

あとから聞くと、どうやら細野さんが「雷電」というタイトルだったのを、アメリカツアーの際に
「日本では『勇者ライディーン』っていうアニメが流行っているから、いっそのこと『RYDEEN』に
しちゃわない?」と提案したそうで、あながち関係がないわけでも無かったみたいです。

そして今から思えば それは1980年の事でしたら、あの体育教師はオンタイムで
私たちガキんちょに、テクノポップを聞かせてくれたんです。
当時はダンスを踊らされるのが「かったるい」と思っていましたが、やはりこの曲の印象は物凄く強烈で
あの時聞かせてくれて良かったと思っています。

で、なんでRYDEENのことを書こうと思ったかというと、この動画を見ちゃったからなのです。

なんと任天堂DS一つで YMO完コピですよ!



いやぁ凄い時代ですね。
いや、たぶん今となっては当然の話なのかもしれませんが、やはりこうして見せられると
インパクトが私にはありました。
この動画だって、ずいぶん前の話だそうですから、今ではもっともっと進んでいるんだと思います。

1980年当時のロス公演とかを見ると エンジニアの松武さんの後ろにはタンスみたいな
シンセサイザーがありました。
それが30年後には手のひらサイズですからねぇ・・・。

このテクノロジーの進化が原因かどうかは知りませんが
近年ではYMOは、このRYDEENをすごく環境音楽っぽく、主旋律が水の音みたいな
感じにして、もっともっとしずかなバージョンに仕立てて演奏することが多いようです。

でも個人的にはこのピコピコ感がエバーグリーンな感じがするんですけどねぇ。

ちなみに TECHNOPOLISはこんなことになっています。



こちらは2010年に千葉のDJの方が演奏された動画だそうです。
いやぁ、すげぇ。
by AWAchampion | 2012-06-29 22:27 | 歌謡曲考察 | Comments(0)