演劇「センチュリープラント」・『ルミネtheよしもと』

5月~6月に見た演劇についても書きます
ちょっと変わったラインナップです

■6月 演劇TAIYO MAGIC FILM『センチュリープラント』
 私がAD時代に大変お世話になり、このたび映画『64』のチーフプロデューサーを
されているTBSテレビの名物プロデューサー木村理津さんの旦那さん
由地慶伍さんが出演している演劇を見に行きました。
下北沢駅前劇場は満席。主演は小野真弓さんでした。
内容は色々な悩みを抱えて「ここでこうした人生の選択をしておけばよかった」という
何人かの若い男女が、最後にハッピーエンドというものでした

ちょっと要素を盛り込み過ぎで分かりにくい部分も多々あり
伏線を回収しきれていないところはありましたが、由地さんはとてもよかったです。

■6月 吉本興業『ルミネtheよしもと』
 私は関西地方の出身ですが、難波にあるなんばグランド花月ほか、吉本系の劇場に
行ったことがありませんでした。が、もちろん土曜日に延々MBSで放送されている
吉本新喜劇は子供の頃から慣れ親しんでいました。
(知らなかったんですが、そもそも吉本新喜劇はMBSというテレビ局立ち上げにあたって
メインコンテンツの一つとして、初めからテレビ向けに制作されたコメディだったんですね)

で、東京で吉本新喜劇を見る機会もなかったのですが
最近「やはりこれはちょっと変わった形態の演劇だな?」と思う事があり
(これは稿をあらためてちゃんと書きます)
気になっていたところ、その吉本新喜劇で一番の人気と観客動員を誇る 辻本座長が
珍しく東京にやってきて、コントをするというので、見に行ってみました。

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初めて入ったルミネtheよしもとは 450人ほどのキャパシティだそうですが
それにしては間口が広く 極めて横長の観客席という印象を受けました

この日の出し物は約70分の間に
天竺鼠・カラテカ・はんにゃ・フルーツポンチ・辻本&アキSPコラボ
poison girl band・ロバート・バンクブーブーが漫才やコントをするというものでした

ざっくりした印象ですが
すぐ近くにある末廣亭などの寄席に行くと 落語・漫才・紙切り・ボーイズ・手品などが
次々と出てくるのに対し 基本漫才か少人数のコントという事もあり 思ったより薄味の
印象を受けました。

他の演者さんがみな、言葉のズレや音声のズレを題材に笑いを作っていたのに対し
お目当ての辻本座長と今関西で大ブレイク中の水玉れっぷう隊アキさん、それに
『新幹線さん』でおなじみの伊賀健二さんの3人によるコントは、異質なものでした。

ベタという言葉で表されることも多いのですが、要するに言葉の上では
昔ながらの振り・ボケ・受けという構造の中で剛速球の
まっすぐな台本(新喜劇ではおなじみの構図だそうですが)を
体技や高低差などビジュアルで笑いに変えようという演出で、非常に新鮮でした。

会話や音声のズレを産み出すためには、小声で面白いことを言うというのも
その音量自体が「お笑いの現場で小声・・・」というズレを生む技法なんですが
みんながみんな小声なので、逆に大声で暴れまくる新喜劇チームが新鮮に見えました。

舞台を大きく使うスペクタクル演出を最小限の3人のコントでやるために
筋は逆にきわめてわかりやすい・・・
これはこれで「なるほどなぁ」と得るところが大きい観劇でした。




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by AWAchampion | 2016-06-09 11:36 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)