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最近みた映画 その6 『美女と野獣』

最近見た映画シリーズ その6は 実写版『美女と野獣』です

ディズニーが制作したアニメ版『美女と野獣』の忠実な実写版ですね

これに関しては う~~ん?
正直 あまり良い映画とは思えませんでした

アニメ版は本当に現代ディズニーアニメでも1番の素晴しい作品だと思います
ミュージカルとして本当に良く出来ていて、
それでいてジャン・コクトーが作った実写版「美女と野獣」のテイストも少し
生かしつつ
美しくて楽しい 新たなクラシック作品だと思ったのを覚えています

そしてその舞台化版 ミュージカル『美女と野獣』は私は劇団四季版で
見ています
これも良く出来ていると思いました
特に アニメ版でも今回の実写版でもクライマックスの一つとして描かれている
夕食のシーンは 舞台で見るとびっくりしますよ!

で、今回ですが
確かにストーリーやら人物造形など アニメに忠実に作ってはいるのですが
なんか 時代設定をロココ期のフランスの田舎の ビザールで下品な雰囲気に
しているのが 全体のトーンを崩していると思いました
レ・ミゼラブルでいう テナルディエの酒場がずっと続くみたいな感じなんです
もっと おとぎ話の王子様とお姫様で良くないですか?

さらに言うと、多分ポリティカリーコレクトネスを重視しすぎているんでしょう
歌姫が黒人だったり、宮中の出演者もいろんな人種がいて
さらにゲイカルチャーにも配慮しているので
なんだか ものすごくカリフォルニア感が強い作品でした

なんでああいうビジュアルイメージにしちゃったんでしょう?
もともとの ジャン・コクトー版は極めて耽美的な映画です
アニメ版だって 美しい作品ですよ
それなのにねぇ

宝塚歌劇団の「うたかたの恋」みたいな
笑っちゃうぐらいの耽美的な作品にすれば良かったのに
「ラ・カージュ・オ・ホール」みたいになってました
う~~ん? これは失敗だと思いますよ



by AWAchampion | 2017-06-17 02:15 | 映画・演劇など | Comments(0)