「エンドレス・ポエトリー」

つづいてこの映画も見ました

■「エンドレス・ポエトリー」
 かのカルト映画「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」を監督したアレハンドロ・ホドロフスキー
監督が86歳になって放った、最新作で、彼の自伝的なストーリー3部作の2部目です
私は前作「リアリティのダンス」を見ていないので、本当に多分大学生の時に「ホーリーマウンテン」を
見て「きもちわりー映画だなぁ」ぐらいの印象しかない状態で ホドロフスキー作品と再会する
事になりました

「エンドレスポエトリー予告編」


 もちろん私は一応文学部の学生ですし、当時1980年代から世界を席巻した南米文学は多少は
読んでいましたし、マジックレアリズムがどういう物か?も知っていたのですが、当時1990年代
初頭はむしろ南米映画よりも旧ソ連下で作られたグルジアのセルゲイ・パラジャーノフとかが
作る「東側のシュールレアリズム」がドンドン入っていて、その抑制の効いた表現と比べて
もっと「死と生と性が濃い」今風に言うと「クセがスゴイ」ホドロフスキー作品は
当時激賞していた人々のようには楽しめませんでした。


「ホーリーマウンテン 予告編」(グロ表現注意!!)
・・・・ね?きっもちわりーでしょ?
大学生当時 確か最後まで見なかった覚えがあります。


 しかし私ももう46歳。さすがに人生の酸いも甘いも分かる年齢になりました
そこで見たこの作品ですが・・・・

いやあ、面白かった!

冒頭 今は寂れてしまった田舎町の商店街に、今のホドロフスキーがたたずみ
「昔は活気に満ちた街だった」と語ると
モノクロの書き割りがバタバタバタ!っと立ち上がり いきなり喧嘩とグロと血と・・・
コビトと・・・みたいな風景が広がってくる そのオープニングから心をわしづかみにされました

最近そういう風に「映画の地平を広げたいと思っている人」の作品って、自分の中では
ご無沙汰だったこともアリ、「こうやって表現しても良いんだ!」という喜びでワクワクしましたね

愛していた母親だけ延々オペラ調で歌っているとか
いろんな表現が86歳になったからなのか?自伝的ストーリーだからなのか?
昔の作品よりも上品さをまして、見ていてとても楽しめました。
(昔のホドロフスキー作品って イメージとしては吐瀉物とウジ虫と死体みたいな感じで
 スクリーンで見ていて気持ち悪くなる感じでしたからねぇ・・・私の勝手なイメージですけど)

あと。。。
日本の状況も変わったんでしょうね
この作品は男性器がボカシもなしに バンバン露わになります
これは昔なら絶対修正が入りました
でももう こういう「芸術作品」は良いんですね?
正直結構ビックリしました

日本で私が男性器をスクリーンで見たのは
私が20歳の頃、なぜか早稲田の雄弁会が「西部進先生から借りたビデオテープの上映会」
という、今だと色々アウトな上映会が なんと大隈講堂でありまして
行ったら、それが大島渚監督の「愛のコリーダ(無修正版)」だったのです。
当然一発目から藤竜也のタツヤがタツヤで・・・そりゃビックリしたのを
覚えています
女性が卵産んだりしますしね・・・

話はそれましたが
今回初めて組んだというクリストファー・ドイル(「恋する惑星」で有名になった撮影監督)
との相性も良く、非常に情熱的なチリの街を生き生きととらえている感じが
素晴らしかったです
あなたが大人であれば、是非・・・。




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by AWAchampion | 2017-12-01 11:58 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)