「リュミエール」

そしてこの映画も見ました

■「リュミエール」
 これは1895年に映画を発明した フランスのリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」1000本あまりの
中から105本を厳選して90分につないだフランスの記録映画です

 映画の発明者は映画学校などでは普通この、フランスのリュミエール兄弟として語られます。
確かその少し前 発明王エジソンが「キネマスコープ」を発明するのですが、これは連続写真を
のぞきからくりみたいな風に見せるというのもので、映写方式ではありませんでした。
もしかしたらアメリカの映画学校ではこっちを元祖にしているかも知れませんが、私が教育を受けた
日本の大学とイギリスの映画学校では リュミエール兄弟が映画の始祖として習いました。

 映画学校では当然「映画の始祖」として習うのですが、そこで習うこと、そして見せられる
映画は大体決まっていて「シエタ駅への列車到着」という作品です。
便利な時代ですね。
この作品は「シエタ駅(シオタ駅)に列車が到着した」という50秒の作品ですが
これを見た当時の観客は「列車がスクリーンから飛び出してくる!」と思って逃げた!
というエピソードで有名です。

基本習うのはこれだけで、この後は時間を割いて
この直後にフランスで現われたマジシャン ジョルジュ・メリエスがトリック撮影の
始祖で、彼がオーバーラップ・ストップモーション・スロー・逆再生などを開発した
という事が教えられ
この作品を見せられることになります
そう「月世界旅行」(1902)です

でも、この「リュミエール」を見ると、実は1895年から1905年までの
10年間で すでにリュミエール兄弟が、逆再生・空撮・移動撮影・カラー映画などを
発明していたと言うことが分かります



これは本当に驚きました
それどころか、リュミエール商会のカメラマンはフランスを飛び出し
イギリス・アメリカ・ベトナム・エジプト・中国・そしてなんと日本にも
撮影に来ていたんです!
日本は京都で剣道の試合を撮影していて、まさにチャンバラの始祖とも言えます。

いやあビックリしました
そもそもリュミエール商会の作品が 一本50秒のもので、それが1000本以上も
くっきり美しいネガの状態で残っているというのが素晴らしい話です

本当に元映画青年としては本当に楽しめました

で、気になって日本で現存する一番古い映画・・・と検索したら
この作品だそうですね

1989年? 歌舞伎座の庭で撮影された「紅葉狩」という作品で
当時の歌舞伎役者が演じ、制作は吉沢商会です

これもスゴイ 
メリエスより前に日本で日本人の手によって撮影されていたとは!



 

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by AWAchampion | 2017-12-01 12:17 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)