2017年 05月 27日
人類 AIに屈す
AIのALPHA-GOとの3番勝負 最終戦があり
なんと柯潔九段の3連敗で終わったそうです
昨年 ALPHA-GOと、囲碁界の世界的スーパースター 李セドル九段(韓国棋院)が
戦い、1勝4敗で 李セドルが負けたとき
柯潔は「ただ弱い奴が負けただけ。世界ランク1位の俺と戦え」と挑戦状をたたきつけてた
のですが、結果的に返り討ちに遭ってしまいました
まあ 李セドルはここ10年ずっと 囲碁の世界戦でトップの座にあり
現在も世界ランク8位の超実力者で、サッカーで言えばクリスチャーノ・ロナウドみたいな
人ですから、まあ柯潔とそんなに変わらなかったということですね
囲碁の世界三大国の 中国のトップ・韓国のトップが敗れ去りました
日本のトップは 井山裕太6冠ですが、彼はALPHA-GOとやらないんですかね?
彼の世界ランクは33位ですが、これは国内での防衛戦があまりに多すぎて国際棋戦にそもそも
それほど出ていないという事情もあり 実際にはもう少し上だと思われます
どうせなら井山さんが一勝ちぐらいしてほしいですね
そこで以前は 囲碁は着手点の選択肢が多すぎて、AIが人類を超えるのは難しいとされていました
しかし今は
将棋の場合 取った相手のコマを使って自分が攻撃することが出来るのに対し
囲碁は中盤までは確かに着手点の選択肢が多いですが 戦況が進むに従って
打てるポイントが限られてきて、時間勝負でどこを拾って何処を捨てるか?の取捨選択の判断を
問われる事になりますが
そうした場合 例え持ち時間が10秒であっても 全く焦りがないAIの方が
正しい状況判断が出来るのが いわば当然なのでしょう
私は対AIとの試合で 普通の国際棋戦のような3時間持ち時間制 6時間勝負とかだと
人間が不利だと思います
むしろちゃんと 日本の伝統である タイトル戦8時間持ち時間の 二日制にして
人類側にもう少しチャンスが欲しいですね
by AWAchampion
| 2017-05-27 16:10
| 囲碁界解説
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