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歌謡曲スタンダードナンバー その17「夢先案内人」

埋もれさせたくない 歌謡曲の名曲を綴るコラム
「歌謡曲スタンダードナンバー」 第17回目は、今私のHPで連載中の
小説「ゼンマイ仕掛けのボビー」の中でも出てきます、山口百恵の
「夢先案内人」です。

この曲は、阿木耀子作詞 宇崎竜堂作曲の 「プレイバック part2」コンビが
作った佳曲です。

このコンビは本当に「プレイバック part2」といい、
のちの薬師丸ひろ子の「もっとあなたを知りたくて」「紳士同盟」などの
本当に不思議でヘンテコな曲を作ることで有名ですが、
この曲や、「乙女座宮」といった、センスのいい歌謡曲も普通に作れるのだから
恐れ入ります・・・。

この曲の落ち着いた雰囲気が、当時まだ20歳そこそこだった百恵ちゃんに
ぴったり合っていたというのも、山口百恵という歌手の凄さを現していますね。

で、この曲を選んだのは、実は中森明菜が「スター誕生」の最終予選で
歌った曲がこの曲だったのです。

you tubeは本当に便利ですね。
昭和56年の映像が手軽に見られるのですから・・・。

ですから今回は、百恵ちゃんバージョンと 明菜ちゃんバージョンを
両方掲載します。

百恵ちゃんバージョン(昭和52年 夜のヒットスタジオ)




明菜ちゃんバージョン(昭和56年 スター誕生)




これを見ると、スター誕生の時点で「中森明菜」という歌手は既に出来上がってますね。
これも凄い事です。


1977年 「夢先案内人」 歌 山口百恵 作詞 阿木耀子 作曲宇崎竜堂
Commented by なにわのヒバゴン at 2013-03-03 15:17 x
共に時代を作った、単にアイドルでは済まされない二人ですね。マイナー調のシングル曲が大半を占める百恵さんですからパッと華やぐナンバーが一際輝きを放った印象があります。‘夢先案内人’はイントロからメロディライン、歌詞、構成、アレンジいずれも完璧で歌謡曲ここにあり~!と36年を経過した今でもその素晴らしさを保ち続けています。‘天才は天才を知る’明菜さんがビッグになったことでこの曲がいかに秀逸だったのか再認識させてくれましたね。昭和歌謡の黄金期最高です~!!
by AWAchampion | 2008-12-26 02:52 | 歌謡曲スタンダードナンバー | Comments(1)