水之江滝子 死去

松竹少女歌劇団SKDの戦前の大スターにして、レビュー界の巨星 ターキーこと水之江滝子さんが
今日なくなられたそうです。94歳の大往生でした。

彼女は男装の麗人として一世を風靡したスターで、レビューを国民劇にした立役者でもありました。

その後映画プロデューサーに転じ石原裕次郎を発掘、「狂った果実」で彼を一躍スターダムに
のし上げたのはご存知の通りです。

考えてみればその「狂った果実」もですよ、当時新進の小説家だった石原慎太郎に映画用に原作を書かせ、中平康という素晴らしい若手映画監督にメガホンを取らせ、
さらに「太陽の季節」では端役でしかなかった石原裕次郎にいきなり主役を
させただけでなく、同じくほぼデビュー作の津川雅彦と組ませたという、キャスティングの妙が光る作品です
から、本当にプロデューサーとしての手腕があったのですね。

文化と言うのはとかく、「最新のものがいい」と思われがちですが、
戦前には、レビューが東京で一世を風靡し、
戦後には、こんな素敵な映画が封切られていたということで
ターキーこそ日本の 西洋風メインカルチャーを体現してきた、かっこいい女性だったのでしょうね。

you tubeには、彼女の歌声が残されています。



この写真は本当に男装の麗人として美しいですね。
のちにベルばらを演出することになる宝塚歌劇団の植田紳爾先生が、学生の時にターキーの大ファンだった
そうです。
そう考えると、彼女のこの「薔薇のタンゴ」がまた味わい深く聞こえてきます。


巨星 水之江滝子さんのご冥福をお祈りします。
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by AWAchampion | 2009-11-21 10:11 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)