マイケルジャクソン 「this is it」を見ました

今日、マイケルジャクソンの、幻となったロンドンツアーの
リハーサルの様子を記録したドキュメンタリー「This is it」を
見ました。

歌舞伎町の600人入る映画館は、下は20代前半と思われる
ヒップホップ好きの男の子から、上は50代と思われる
熟年夫婦まで幅広いファン層で、平日の19時の回ながら
いっぱいでした。


以後例によってネタばれします。見るつもりの方は逃げて!!





さて、映画は幻のコンサートのセットリストにあわせて
進行していきます。
このコンサートはマイケル自身が「This is it」・・「これでおしまい」と「これが決定版」という二つの意味をかけたタイトルを冠し、
ファンの前でも「今回はみんなが聞きたい曲を全部やる!」と
宣言しただけあって、本当にヒット曲ばかりが目白押しの
すばらしい構成でした。

一曲目は「スリラー」の一曲目でもあった
「Wanna Be Startin' Something」。
いきなりノリノリです。

その後も「スリラー」も「ビートイット」も「ビリージーン」も
勿論出てきますし、
なんと、ジャクソン5時代の「I want you back」
「I'll be there」なども唄います。

そしてマイケル自身がバンドメンバーに何度も言っていたように
「始めのレコーディングと同じようにするんだよ。みんなが
思っているそのままのイメージを、まず再現して欲しい」というだけ
あって、本当にマイケル世代の心をわしづかみにするような
サウンドが続きます。

そして、マイケル自身が、あの伝説的なPVの踊りの数々を
ダンサーと共に再現していくわけです。
しかし、考えてみてください。マイケルは当時50歳。
「スリラー」のPV撮影当時は24歳でした。
しかし、本当に当時と全然見劣りしないどころか、むしろ
ちょっと上手くなったんじゃないか?ぐらいのクオリティで
踊って見せるのです。

すげぇ、マイケル。

ただただ本当に仰天です。

プロレスラーの武藤敬司が「だれも思い出には勝てない。若いときの
動きに勝てるわけがないのだから、レスラーは年をとると存在感で
勝負するしかないのだ。」という名言を吐いています。

しかしマイケルは、本当に一人だけタイムカプセルに入っていた
かのように、軽やかに、あの頃と同じように軽やかに踊って見せるのです。

もちろんリハだから本意気ではないのでしょう。本人もそうもらす
シーンがあります。しかしそれでも驚愕のパフォーマンスであることは事実なのです。

またスタッフ達の思いもビンビンと伝わってきました。

マイケルを支えるダンサーは全世界から数百人もの人々の中から
選ばれた精鋭中の精鋭たちでした。
彼らにとってマイケルは「生まれて初めて、本当にカッコイイと思える
物を見たのがマイケルの踊りだった。」
「マイケルは僕の人生の全てだ」と語るほど、1980年代生まれ
の20代のダンサーにとって、巨大な存在であるわけです。
ですから、ダンサー達の気合もすばらしく、それだけで泣けてきます。

さらにバンドメンバーも全米のすばらしい精鋭を集めているのです。
かれらは30代後半から40代後半ですが、彼らにとっても
マイケルジャクソンは、憧れのエンターテイナーだったわけで、
だれの心にも「いま自分はキャリアの頂点にいる」という
思いがあるのです。

そんな一流の面子が超本気モードでいる中、マイケルは本当に冷静に
的確に、そしてやさしく一つ一つ問題を解決し、120%の
パフォーマンスに持っていくのです。

これを見るまでは、マイケルは変な人だというイメージがありましたが、
かなりまともで、普通にいい仕事をするやさしい職人と言う
感じがしました。生前にもっとこういう姿を見せればよかったのにと
思いましたよ。


で、スタッフもみんな マイケルに憧れた青年期を過ごしているわけです。
そんな人々の前でマイケルは アンコールの一曲目として
彼の代表曲「ビリージーン」を一人で唄い踊ります。

あの頃のままの歌声とダンスで踊るマイケル・・・。
光る手袋をしているわけではなく、生身のマイケルが
最高のパフォーマンスをして見せるわけです。
ダンサーもスタッフもみな、最前列に陣取って食い入るように見ます。

そして曲が終わると、何時までも鳴り止まない拍手が・・・。



マイケル 最高でした。



どうかこの映画は最後の最後、スタッフロールの最後まで
見てください。


歌舞伎町の映画館でも、スタッフロールが終わり、客電が上がった時
客たちから大拍手が起こりました。

本当に king of popに圧倒されます。

是非映画館で見てください。


ただ、一つだけ思ったのは、僕が大好きな「off the wall」から
一曲も歌われなかったのがちょっと残念でしたね・・。
「Rock with you」とか「Off the wall」って最高の曲じゃないですか?
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by AWAchampion | 2009-11-25 00:06 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)