埋もれさせたくない 歌謡曲の名曲を綴るコラム
「歌謡曲スタンダードナンバー」 第17回目は、今私のHPで連載中の
小説「ゼンマイ仕掛けのボビー」の中でも出てきます、山口百恵の
「夢先案内人」です。

この曲は、阿木耀子作詞 宇崎竜堂作曲の 「プレイバック part2」コンビが
作った佳曲です。

このコンビは本当に「プレイバック part2」といい、
のちの薬師丸ひろ子の「もっとあなたを知りたくて」「紳士同盟」などの
本当に不思議でヘンテコな曲を作ることで有名ですが、
この曲や、「乙女座宮」といった、センスのいい歌謡曲も普通に作れるのだから
恐れ入ります・・・。

この曲の落ち着いた雰囲気が、当時まだ20歳そこそこだった百恵ちゃんに
ぴったり合っていたというのも、山口百恵という歌手の凄さを現していますね。

で、この曲を選んだのは、実は中森明菜が「スター誕生」の最終予選で
歌った曲がこの曲だったのです。

you tubeは本当に便利ですね。
昭和56年の映像が手軽に見られるのですから・・・。

ですから今回は、百恵ちゃんバージョンと 明菜ちゃんバージョンを
両方掲載します。

百恵ちゃんバージョン(昭和52年 夜のヒットスタジオ)




明菜ちゃんバージョン(昭和56年 スター誕生)




これを見ると、スター誕生の時点で「中森明菜」という歌手は既に出来上がってますね。
これも凄い事です。


1977年 「夢先案内人」 歌 山口百恵 作詞 阿木耀子 作曲宇崎竜堂
by AWAchampion | 2008-12-26 02:52 | 歌謡曲スタンダードナンバー | Trackback | Comments(1)

埋もれさせたくない 歌謡曲の名曲を綴るコラム 
「歌謡曲スタンダードナンバー」 

今回は1980年発表の、テクノ歌謡の古典的名曲「ジェニーはご機嫌ななめ」です。

シンセサイザーを使った、いわゆる電子音楽は1970年ごろから
日本の冨田勲を中心として、現代音楽として進められていました。
70年の万国博覧会会場での、彼の公演は黎明期の電子音楽の魁ともいえる
まさに未来の音楽でした。

その後、日本語ロックを模索していた「はっぴい・えんど」→ティンパン・アレイ一派である
細野晴臣がYMOを結成して、世界中にテクノサウンドが広まる事となるのですが、
同じ頃、すでにテレビドラマ「ムー」などで名を売っていた近田春夫は、
シンセサイザーを使うという方法論とは、若干違った、
でも、今のテクノサウンドの理論的な魁となった、ミニマムなフレーズのリフレインによる
サウンドの、一風変わった曲を、自分のバックバンドたちに歌わせました。

それがこの ジューシー・フルーツの「ジェシーはご機嫌ななめ」です。

この曲を聴くと、特にギターが Aメロ・Bメロ・サビ の中で同じフレーズを
繰り返しているのに気がつきます。

これは、今でも打ち込み音楽の基本の、「ある要素を繰り返す事で音楽を形成する」
デジタル的な思想の曲だったのです。



この曲は発表以来、なんと30回ちかくもカバーされたそうで、
最近ではperfumeのカバーが有名ですね。




当時は、「なんだろう?この不思議な曲は・・・」という、疑問が残る曲でしたが、
25年経ってみると、凄くいい曲ですよね。
それだけ、古典的名曲といえるのではないでしょうか。


さらに、ベストテンと堂本兄弟の映像を比較すると、
イリアとのっちのメイク・衣装が同じベクトルなのに気がつきます。

光沢のあるぴったりとした素材の衣装・少しきつめのアイシャドウ
ユニセックスなショーカット。

さらにイリアはファルセットで歌うことで、相当歌声を加工したような雰囲気を出していて、
すでにperfumeの3人が生まれる前に、そのイメージの原型があった事を忍ばせます。

セットもホリゾントと電飾の違いはあれど、「赤・青」の光の原色を基準とした
構成になっているところも興味深いですね。
by AWAchampion | 2008-12-19 23:47 | 歌謡曲スタンダードナンバー | Trackback | Comments(0)

最近の大不況の波は、テレビ界にも押し寄せています。

なんと日テレが開局以来ずっと放送を続けてきたプロレス中継を
3月いっぱいで打ち切る事になったそうです。

プロレスは確かに最近は 日テレが日曜の深夜 テレ朝が土曜の深夜に
30分枠の放送をするなど、かなり衰退していましたが、
かつてはゴールデンのコンテンツでしたし、
なにより、日テレは力道山中継で、テレビを日本に普及させた歴史があります。

まさに開局以来の大恩義のあるプロレス中継まで切らざるを得ない
状況なのですから、本当に大変なのです。

こんな日が来るとは思いませんでしたね・・・。残念です。
by AWAchampion | 2008-12-17 10:43 | Diary | Trackback | Comments(0)