昨日、久しぶりに「セサミストリート」日本版のリハをやりました。

まだ情報解禁前なので詳しいことは書けませんが、
ティーナやモジャボが久しぶりに登場します!

それこそ2年ぶりにスタッフやキャストと会ったのですが、
みんな全然変わっていなくて、本当に楽しいリハーサルでした。

変わったことと言えば、
TDのK氏の痛風が治ったこと。
ADのN氏が結婚したこと。
VEのO氏が、音声部のアシスタントM氏と結婚したこと。
私がちょっとはげた事。
エルモ役のM健太くんが、オジサン化していたこと、

ぐらいでした・・。

とはいえ・・・。

「セサミストリート」日本版のレギュラーテレビシリーズが
終わってしまってもう3年になります。

特に後半1年はロケスタイルでしたから、スタジオで撮影していたのは
もう4年も前のことになります。

しかし私は声を大にして言いたいです。
あのスタジオで撮っていた 2004年~2006年初頭までの
「セサミストリート」日本版は面白かったです。

いい出来だったと思いますよ。

でも英語でしゃべらない というので 敬遠されましたが、
視聴率だって、特に2006年の3月ごろは もの凄く良かったんですよ。

しかし その頃のDVDも発売される兆しがありません。

それに、パペットショーが出来る人材が、たくさん集まっていて、
今でも志を同じくしている
演出家・役者・振付師・声優・人形造型・撮影スタッフなどが
その技術を腐らずに保持しているにもかかわらず、
出す場所がないんです!

私自身も 御家再興のために、ここ3年。様々な方々にお会いして
パペットショーの面白さをアピールしてきました。

しかし いまだ 道半ばです。

昨日もパペティアたちと 「どうやったら 御家再興ができるんだろう?」と
真剣に話し合っていました。

本当になんとかならないでしょうかねぇ?
by AWAchampion | 2010-05-28 21:45 | 告知 | Trackback | Comments(2)

いやはや、今日は暑かったですね。
私はよりによって 今日は外回りをしなくてはいけない日で
ジャケット的なものを着ていた関係もあり、
いきなり 夏バテ。
「夏を先取り」です・・・。

皆様はいかがお過ごしでしょうか?


ところで、最近昔から見たかった珍しい映画を
2本見ました。

1)「世界残酷物語」

ご存知、モンド映画の決定版です。
1962年にイタリアの雑誌記者 ヤコペッティが世界の奇習を
面白おかしく、差別目線で撮影編集したドキュメンタリーですが
テーマソング「モア」は、今も愛される映画音楽の定番中の定番です。

それこそ「モア」なんて 何十回も聴いた事があったのですが、
実際「世界残酷物語」を目にする機会ってなかなかないですよね?

1976年にリバイバル上映をしたそうですが、さすがに家の親も
5歳のガキにこの映画を見せないでしょうからね・・。

内容は 【パプアニューギニアの女島での、男狩り】
【ニューギニアでの 5年に一度の 豚大虐殺祭り】
【ニューヨークの 犬の大規模墓地】
【台北の犬料理専門店】
【シンガポールの へび料理専門店】
【日本の 松坂牛の ビールを飲ませてマッサージする様子】
【ネパールの 牛のクビ狩り祭り】
【イタリアの キリストの受難になぞらえて血まみれになる祭り】
【アメリカの 婆さんたちの婚活 エアロビクス】
【日本の 東京温泉の トルコ風呂のようす(エロなし)】
【オーストラリアの ライフセーバー見習いの少女達の 初めての人工呼吸】
【ニューギニアの 石器人】
【イタリアの 人骨をアートにする村】


などなど
ヒドイものばかりです。

っていうか、
2割の本当に8割の大ウソという映画でした。

確かに映っている奇祭も残酷なものばかりでしたが、もっとも残酷
なのは、そういうヤラセを金儲けのためにバリバリやっている
ヤコペッティですよねぇ・・。

まあでも、今では絶対作れない部類の
「世界が本当に謎に満ちていた」頃の雰囲気が良く分かりました。

あ、そうそう あの現代アートの巨匠 イブ・クラインが
女性に青いペンキを塗って 人拓をとる様子が描かれていましたが
メチャクチャ「こいつキチガイです」みたいな編集をされていました。

実際イブ・クラインは この映画の試写を見て心臓発作を起し
死んでしまったそうですから、本当にヤコペッティは
クソみたいな悪い人間だったんでしょうねぇ・・。

でもそういう悪人にしか撮れない、奇妙ですが見るべき価値のある
映画ですよ。特にテレビマンは反面教師として。

2)「赤軍ーPFLP 世界革命宣言」

今度は、打って変わって 1971年に若松プロダクションが
製作した パレスチナに潜伏する日本赤軍の様子を撮影した
アングラ映画です。
当時、劇場公開はされず、各大学を廻って秘密上映されていた
映画ですが、それが今ではGEOで100円で借りられるんだから
日本は平和になったんですよね?

多分当時この映画を見るのは 命がけだったはずですよ。
だってバリバリ、日本赤軍のオルグ集会の様子が映っていて、
「よど号」直後で、岡本公三がテルアビブで乱射事件を起す直前の
マジで日本赤軍が世界一やばいテロ組織だった頃のプロパカンダ
映画ですからね。

映画は冒頭、ハイジャックの映像に、アラビア語のインターナショナル
が被るシーンから始まります。
そしてゴダールの映画のように 黒字に白い文字でいきなり

「革命とは武力闘争である」

と、ドカンと出て、
その後はデカン高原での、パレスチナゲリラの日常が淡々と描かれ
その映像に、延々と向こうのスターテロリストのインタビューがかぶります。

今となっては、プロレタリア革命や、世界同時革命などは
まったくリアリティを持たない言葉で、歴史の向こう側に消えてしまった概念ではありますが、つい40年前にはこういう事をまじめに
語っていたのだと思うと、感慨深いものがありました。

最後には日本赤軍最高指導者 重信房子が出てきて
インタビューを受けるんですよ!
インターポールに30年も追われていた、世界一のテロリストの
バリバリのころの映像をみるだけでも、この映画を見る価値はあります。

ただ、当時の革命家の皆さんの語り口調は、一応に暗く、
揚げ足を取られて総括されないためなのか、ワンセンテンスがだらだら
と長く、ナニを言いたいのか、21世紀のビジネスマンには伝わって
来ません。

その、物事を言い切らずに、相対化しながら喋る事、それ自体が
非常に「左翼」的ではあるんですけどね。
それじゃ伝わらないよ。と言う感じがしました。

この映画のヤバさは、この監督の足立正夫がその後日本赤軍の
一員とみなされ、イスラエル軍に20年も拘束されていたという
事実からも見て取れます。

返す返すも、日本は平和になったんですネェ・・・。
自宅のソファーで、ポテチ食べながら、この映画が娯楽として
消費されるわけですから・・・。
by AWAchampion | 2010-05-22 02:09 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

埋もれさせたくない 歌謡曲の名曲を綴るコラム 「歌謡曲スタンダードナンバー」

久々の今回は、今話題の玉置浩司作曲作品、香西かおり歌の名曲 「無言坂」です。



これは作曲者の玉置氏と香西さんがデュエットした貴重な映像ですね。

1992年のレコード大賞受賞曲で、作曲は玉置さんなんですが、
作詞の市川睦月という人は、あまり他では目にすることがありません。

実は、この市川睦月氏は、私の師匠 久世光彦のペンネームなんです。
久世さんは東京の坂が好きで、私の先輩に「東京にある坂の謂れを全部調べろ」と命じたこともあるぐらい
でした。

無言坂という坂は実際には東京にはありませんが、「ここを通る人は誰しも無言になる」と言う坂は
いかにもありそうで、久世さんらしいネーミングだと思います。

久世さんは玉置さんだったり、最近の人だと
一青窈さんだったりと、ちょっと哀愁のある日本っぽいモダンな曲調が好きでした。
この曲を聴きながらそんなことを思い出しました。

このVTRの中でも ちらっとそんな話が出てきますね。

「無言坂」 作詞市川睦月 作曲玉置浩司 歌 香西かおり
by AWAchampion | 2010-05-12 21:45 | 歌謡曲スタンダードナンバー | Trackback | Comments(0)

フランチャイズの重要性

最近しみじみ思うことがあります。

私はフリーランサーなので、色んな場所で
色んな仕事を請われてやります。

それは毎回、いわばアウェーの仕事で
先方のオーダーに応じて、そのオーダーに見合うものを
製作しているわけですが、
表現者としては、自分のホームと言うか
フランチャイズ的なものがほしいですよネェ・・・。

ここでは、自分のやりたいことが出来る環境にある・・・。
ここを見れば、岡田倫太郎が伸び伸びとやっている・・。

みたいな?

ルーティンワークとも違うんですよね。
まさにフランチャイズなんですよ。

いやね、先日 セサミ時代の同僚 松木さんが演出された
勘三郎特番を見ていて、カブキの人がうらやましくなったんです。
かれらは 歌舞伎座というフランチャイズがあって、そこでは
なんでも出来るわけですよ。

でも私は映像演出流れ者ですからねぇ・・。
by AWAchampion | 2010-05-10 03:40 | Diary | Trackback | Comments(0)

先輩発見

私はCSの番組を見るのが好きです。

そして MONDO21の 「鉄道ジオラマ王国 建設計画」という
鉄道模型を作る番組をぼ~っとみていたら、
なにやらディレクターさんの声に聞き覚えが・・・。

エンドテロップを見たら、早稲田大学映画研究会で
私が1年生の時に4年生で、すばらしく面白い8ミリ映画を撮っていらした
安藤圭先輩でした・・・。

いやぁ、おそらく15年以上お会いしていないですが、
いつも見ている面白い、知る人ぞ知る番組が
先輩の演出作品だとは、
びっくりですよ。
by AWAchampion | 2010-05-06 21:25 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「NINE」見ました

今日、映画NINEを見ました。
例によってバリバリネタバレしますよ!

基本的にゴージャスで質も高く、才能がある人たちが集まって作った、
大人のエンターテイメントで、好みとしては「アバター」よりも断然スキです。
一言でいえば、本当によく出来ています。
ロブ・マーシャルはさすが、良い腕をしていると思いました。

が!

この映画は、フェリー二のスーパー名作「8_1/2」にインスパイアーされたミュージカル「NINE」が、
ベースとなっています。


私は岡田敬二の息子のくせに、
トミーチューンの出世作である、「NINE」を舞台で見ていないのですが、
もちろんフェリー二の映画は見てます。

たぶんそういう人が一番この映画に戸惑うのでは?と思いました。

察するにストレートプレイシーンからミュージカルに変わる雰囲気は
舞台の構成を強く引きずっているのでしょう。
そこは、とても練られていて、ミュージカルの高揚感を感じました。

ただ、編集が悪い意味で達者過ぎて、ライトチェンジ一つでファンタジーへ飛び込む、
ミュージカルのけれん味が削がれていたのも感じましたね。

問題はストレートプレイシーンにあります。
ここは正直フェリー二には勝てないですよ。
そもそも分かりやすくするために相当図式化した人物関係にしてありますから。
だったらバリバリ引用しちゃえばいいのに、あまりないなぁ、もったいないなぁと思いました。

逆に俳優・女優陣は頑張ってます。
歌も踊りも相当訓練されていて、007のM役の女優さんジュディ・デンチが特に良かったです。
あと、ペネロペ・クルスは凄いですね。
すげぇ色っぽいです。

ダニエル・デイ・ルイスはイタリア人には見えませんが、
ああいう女にだらしないロクデナシをやらせたらうまいですね。

でも、本妻とのシーンは、ばっさり要らないですよね?

というのは、絶対この映画を見た人は
「ALL THAT JAZZ」を思い浮かべると思うのです。
あれはボブ・フォッシーの自伝で、べつに「8 1/2」の
引用ではありませんが、創作に悩む監督とそれをとりまく
女性たちのミュージカル・・・というとねぇ・・。

もともとの「8 1/2」もそうですが、セックス&ドラッグ上等!
みたいな映画のほうが、この手の映画はいいような気がしますね・・。
by AWAchampion | 2010-05-02 00:07 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)