2024年 08月 28日
混乱!8月中旬の テレビディレクターの過激な1週間です
さてテレビディレクターの過激な1週間
今回は 8月18日から8月24日までです
8月18日(日)朝9時半に家を出て福島へと向かう。
福島の浜通りは今だ震災復興の途上で、そこで
「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」という
高校生がケーキ作りで1位を競うイベントのお手伝い。
内陸部の郡山には新幹線が出ているが、浜の方は
常磐線の特急「ひたち」で…。
特急だけど揺れる…。東京駅から3時間半かかって
福島県楢葉町へ…。
うわ!何もない…。この日はロケハンなどして
打合せ。
8月19日(月)朝10時に車で東京からやって来た
技術さんと合流。私は今回は総合演出ではなく
ディレクターの一人としてのお手伝いなので、開催される
楢葉町や隣の広野町の実景を撮影する。
広野町のみかんの丘という丘の上まで登る撮影で
平均55歳の撮影クルーはみんな死にそうになる。暑い。
その後、今回の会場であるサッカー日本代表の合宿設備である
Jヴィレッジ内に設けられた、キッチンセットで、12組の
学生たちがやってきて、テストキッチンを行う。
うち6組の学生達の進行状況を確認して、カメラマンに指示を
出したりするのが私の今回のメインの役目だが、
事前にレシピもらってるとはいえ、一気に6組がテストキッチンを
してる様子を、把握せよ・・・と言われて最初の20分間は
久しぶりに現場で「今何が起きているのか?」が分からなくなるぐらい
めまいがする。
私は確かに「料理バンザイ!」のチーフADだったことがあるが、
お菓子作りとはまた違う。用語も違うし生徒さんたちに
「今何してるんですか?」と聞いても製菓用語でしか帰ってこないので
ぶっちゃけこの先 炒めるのか?冷やすのか?焼くのか?も分からない。
それじゃ仕方がないので、製菓の方はあきらめて、チームの人間関係とか
名前の由来とか?エピソードとかを中心取材しようと決めて、何とか
その日は乗り切る…切ったのか?
さすがにめっちゃくちゃ疲れる…。
8月20日(火) この日は朝から本番!私は福島テレビの
Kさん担当。とても可憐できれいな女子アナさんだが、打合せしてると
若干なまってるので「ああ、福島弁かな?可愛いなぁ」と思っていたが
のちにスタッフから「あの人北海道出身ですよ」と聞いてずっこける。
じゃああなたの言葉はどこの訛りやねん‥。ワハハハ。
何とか撮影は気合で乗り切る。福島テレビのKアナも本当に頑張ってくれて
良い感じになった。
女子高生たちのイベントで、勝ち負けが出た後の懇親会も撮影したが
私が例によって、「カメラに向かって イエェェェイ!」とかC調極まりない
演出で昭和の女子高生みたいに撮ってたら、主催の産経新聞さんから
笑われる。
8月21日(水) 午前中今回のイベントに出た女子高生たちが
復興半ばの畑をめぐるという撮影。昨日までは彼女たちは胸に名札を
つけていたけれど、今日は付けていない…。しかし食材というか畑によって
撮りたい生徒さんが違うので、なんとか見つけていく。
しかし昨日、明らかに私の担当で、結構私にニコニコと話しかけてくれた子の
名前を間違えてしまって、めっちゃ落ち込まれる…。いやごめんよぉ
オッサンになるとそんなにいっぱい名前覚えられないんよ…。
午後3時の「ひたち」で帰ってくる
家につくと19時 疲労困憊だが、明日の会議のための資料を
作らなきゃ…。いったん寝て25時に起きて28時に送信…。
8月22日(木) 朝10時半からNHKのUプロデューサーとリモート会議。
12時まで…。
その後、どうしようか・・・と思い検索していると、草月ホールで
大きなお笑いライブがあるみたい。しかも私が注目している
コント劇団「ダウ90000」も出るらしい…。
慌ててチケットを押さえる。
草月ホールに行ってみるとなんと 前から5列目の真ん中の席!
ウエストランド、東京ホテンソンなどのM-1ファイナリストや
キングオブコントに今年準決勝まで残ってるグループなどもたくさんいて
本当に盛り上がる。
8月23日(金) 歌舞伎座の幕見席で「髪結新三」を観に行く。
亡き勘三郎さんの当たり役を、息子の勘九郎さんが初めてやるという舞台。
悪党ピカレスクストーリーだと聞いていたが、割とコメディ。
ん?という感じで 不思議な気分になる。河竹黙阿弥マジックなのか?
8月24日(土) ホントに疲労困憊。8月の疲れがどっと出て
マジで10時間以上・・・いや、14時間ぐらい寝た。
#
by AWAchampion
| 2024-08-28 11:52
| Diary
|
Comments(0)
2024年 08月 17日
灼熱!8月上旬の テレビディレクターの過激な1週間です!
38度とか平気で東京でも言ってますね…。
70年前の教科書には「東京の7月の平均気温25度」と載ってるそうです。
んなあほな…。
というわけで、灼熱の8月上旬の テレビディレクターの過激な1週間です
8月4日(日) 前のブログにも書きましたが、母が主宰する
のんのんバレエ・ミュージカルスタジオが
なんと50周年という事で見に行くために日帰りで宝塚へ!
飛行機は満席!そして羽田空港は誘導路で30分ほど待つことも多いので、この日も
飛行機に乗った後、滑走路までで結構待たされる。
13時過ぎに伊丹空港到着。レンタカーを借りて宝塚へ…。
しかし私は19歳になった途端に東京に出て来て、
免許は25歳でとったので、道を知らない。
普通なら25分ぐらいでつくであろう距離を、歌劇場の前あたりで間違える…。
というか、誰だ?手塚治虫記念館の前に新しい道作ったのは?
ここは昔は動物園だったのに?
父と弟と会い、一緒に母の作品を見る。今や少子化で全盛期よりは
かなり減ってしまったが
子供たちが一生懸命踊っている姿に拍手を送る。
50年ですよ…。
私もそれぐらい創作活動したいですよ…。
私は父(83歳でも現役演出家)母(80歳で現役で劇団主宰)
そして師久世光彦(70で、亡くなる瞬間まで台本執筆)という風に老人になっても
創作活動をしている人しか知らずに育っています。
しかしフリーランスのテレビディレクターという
根無し草でどこまで行けるのか?この先は誰も知りません…。まあ頑張ります。
で、最終便で帰宅。今度は首都高山手トンネルが工事渋滞で なんと羽田から池袋が
通常45分のところを150分かかる。自宅に帰るとほぼ0時。疲労困憊…。
8月5日(月) 近くに借りた仕事場にこもり、色々書き物を次から次へと仕上げる。
深夜、すぐ近くに出来たchocoザップで筋トレ。
8月6日(火) 13時~8月中旬にお手伝いすることになっている
とあるイベント&番組のリモート 打合せ。
この番組についてはまだ全然知らないので、顔だけ出してスマイル…。
16時~ 渋谷の喫茶店でKテレビのプロデューサー Hさんと、新しい構成作家さんKさんと
顔合わせ。Kさんが20代の女性で驚くが、確かに若い作家さんのアイデアが欲しかったので
嬉しく思う。
17時~NHKでHさん、Kさんとともに、NHKのUプロデューサーと打合せ。
8月7日(水) 13時~大井町待ち合わせで、翌日から撮影に出る
「箱根 彫刻の森美術館」の最終打合せ。
16時~ 御成門駅近くの制作会社へ。ここは2年前「アーティゾン美術館×パリオペラ座」の
お仕事をいただいた会社。久々の旧交を温め合うが、企画はあんまり良いのが出てこないで
すみません…。
8月8日(木) 11時半ごろのロマンスカーで箱根へ。そのまま箱根登山鉄道に乗り
スイッチバックなどを堪能しつつ、箱根彫刻の森へ…。暑い。めっちゃ暑い。
箱根は8割外国人。スゲェなぁ…。
箱根彫刻の森で 翌日からのロケの打ち合わせをして、泊まりはフジ・産経グループの
保養所へ。食事が豪華!!がんばる!
8月9日(金) 早朝から起き出して一仕事するルーティーンの私だが、同室のK氏が
メチャクチャ迷惑そうにしている。すみません。「一睡もできなかったですよ!」と
言われる。私は快食快眠で一仕事しちゃった。図太いのかな?
で、朝9時から灼熱の屋外美術館でロケ。最初はニコニコしていた某タレント氏が
最後にはかなり怒り出す。そうだよね。ごめんね。暑いよね。
「すみません~~」とか言いながら、一ミリもスケジュールを変更せず撮る方も
アレですが(笑)
8月10日(土) この日も早朝からロケ。灼熱。日焼け!ドエライ事になる。
しかし撮れ高はバッチリ。晴れてるから撮れちゃう。ワハハハハ。
ロケは明日まで続く。
#
by AWAchampion
| 2024-08-17 12:18
| Diary
|
Comments(0)
2024年 08月 12日
「ちゅらさんスクリーンコンサート」
これが、いつも映像編集を担当させていただいている「映画音楽は素晴らしい」チームが
制作されたので、今回もお仲間に入れていただきました。
で、今回も後ろのスクリーンに映る映像を編集させてもらいました。
正直言って「ちゅらさん」が放送された2001年は私はディレクターとして
デビューした年で、とてもとても忙しくて朝の連続テレビ小説を見る余裕は
ありませんでした…。
なので今回全156話を何度も何度も見たのですが、本当に大人のおとぎ話
みたいな話で、なんか「家族って良いなぁ」としみじみ思いましたね。
それに設定上、文也君は私と同い年。
小学生の時に小浜島に行っていれば、私も恵理みたいなカワイイ奥さんが
いたのか・・・?と思うと・・・。ワハハハハ。
特にプロポーズのところなどは気合が入りましたね。
これ、つい最近再放送されたところですし、皆さんの記憶にも
残っているところですから。
おおむねスクリーンに映った映像も好評のようでうれしく思います。
今回はお客さんを実際に入れてのイベント形式だったので
私もテレビディレクターなんですが、劇場の一番後ろでPAさんの横で
自分で編集した映像を出す担当としてもやらせていただくという
貴重な体験もさせてもらいました。
毎度ながらオケと映像を合わせるのは結構難しいんです。
オーケストラの演奏はポップスと違って毎回長さが違います。
気分が乗って長くなってしまったりするんです。
でもそういう場合でも一番いいところで一番いい映像が出るように、
一旦デモ音源に合わせて作った1曲分の映像を いくつかのパーツに分割して、
長めにのりしろを作っておき、
リアルタイムで指揮者用の楽譜を私も追いながら、
音楽と映像をベストのタイミングで ぴたっと合わせているんです。
で、それを堺正章さんが、リハーサルでご覧になって
「何これ?こんなことができるの?これは凄い事ですよ!」と褒めてくださいました。
いや~~嬉しかったですねぇ。
マチャアキさんと言えば、私の師匠 久世光彦のソウルメイトみたいな人です
その人に褒められたんですから、なんかちょっと師匠孝行もできたみたいな気になりましたよ…。
今回のスクリーンコンサートは 総合演出が「ちゅらさん」のプロデューサーであるSさん。
制作統括のNHKエンタ部のエースIさん。そして演出である株式会社BRAVOのSさんたちの
情熱が沖縄でのコンサートを実現させたわけで、そこにスタッフとして呼んでいただけて
良い経験をしました。
#
by AWAchampion
| 2024-08-12 23:23
| テレビ
|
Comments(0)
2024年 08月 02日
なんと 50周年!
子供バレエミュージカル劇団を主宰しています。
はじめたのは1974年。私がまだ3歳、幼稚園の年長さんの時で、
そのころのママ友に勧められてのスタートだったそうです。
自宅の6畳間を改造して板の間にして
バー(と言っても今から思えば、金物屋で買ってきた金属製の手すり)を
取り付けて、姿見を置いて「おけいこば」と呼んでました。
当時はまだ家庭用のカセットテープも出たか?出てないか?ぐらいの
時期でしたから、レコードプレイヤーから直で音を出していました。
3~4歳の子供5人で始まりましたから、童謡に合わせてでんぐり返しを
する位の事でしたが、その年のクリスマスには早くも第一回発表会を
やったのを覚えています。
そこから50年・・・・
幼い子供だった私も、その時におむつをつけて私よりもノリノリだった弟も
すっかりハゲた中年になりました。
母は、最初は前述のとおり子供のお遊戯に毛が生えたぐらいのものを
教えていたのですが、そもそも 宝塚歌劇団で鍛えた人ですから
すぐにちゃんとしたバレエを教えはじめました。
さらに70年代というのが、バレエ界ではモーリス・ベジャールの
モダンバレエが全盛で、さらにミュージカル界ではボブ・フォッシーが
出て来て「シカゴ」「キャバレー」「ALL That JAZZ」などが流行った
時代でもありました。
そこで母も早々に、いわゆるトゥシューズを履いて踊るバレエから
バレエシューズを履いてガンガン踊りまくる
モダンバレエを教えるようになりました。
若きマイケル・ジャクソンがダイアナ・ロスと「WiZ」という
黒人版オズの魔法使いの映画をやったのもこの頃で、
自宅にはファンクな音楽がガンガン流れるようになりました。
母は途中から自分で脚本を書き、演出をして
子供バレエミュージカル劇団へと 変貌させていきました。
最初は自宅の6畳間だった発表会も 数年後には
宝塚歌劇団が使っている バウホールをお借りして500人の小屋で
2回公演するほどになりました。いくら宝塚市と言えど
たかだか人口30万人いるかどうか?の都市で1000人集めるのは
大変だったと思います。
そんな状態が50年のうち37~8年は続きました。
夜な夜なクラシック音楽を何曲も聞いて、必死に振付を考える
母親の姿は50年経った今でも同じです。
私自身 確かに父親が演出家という特殊環境なのですが
母親が自宅で子供ミュージカル劇団を持っていたという
さらに特殊な環境下で その門前の小僧となって
今のキャリアがあるんだろうなぁと思っています。
今は母もよい年を重ね、昔よりは細々とやっていますが
そんな母の生き甲斐である「のんのんバレエ・ミュージカルスタジオ」は
2024年8月4日 50周年記念公演を行います。
「アンデルセン物語」
15時~ 宝塚ソリオホール
お代 3000円
もし宝塚市近辺でご興味のある方は是非いらして下さい
#
by AWAchampion
| 2024-08-02 11:54
| 告知
|
Comments(0)
2024年 07月 28日
7月中旬の テレビディレクターの過激な一週間
7月15日(月) 朝3時に動画を送信して 13時からプレビュー。私はコーナー担当なので
2週分プレビューに立ち会う関係で19時まで。自宅に帰って翌日の打ち合わせの資料を作って
泥のように眠る。
7月16日(火) 朝11時に大井町で打合せ。その後自宅に帰って翌日のプレビュー用の直し。
夜まで。
7月17日(水) 16時から20時までプレビュー。
7月18日(木) 朝から色々直し編集を自宅で
7月19日(金) 朝10時からNHKでプレビュー。その裏で赤坂では別の週の本編集が始まっている。
一旦自宅に帰って20時から赤坂へ。25時まで
7月20日(土) さすがに疲れた。ダウン。
7月21日(日) 朝8時から、車で箱根彫刻の森美術館へ。夏休みの渋滞にはまり往復で5時間以上。
しかし美術館自体は体験型の良い美術館だった。ロケハン終了!
#
by AWAchampion
| 2024-07-28 16:17
| Diary
|
Comments(0)