2010年 03月 12日
「八月の濡れた砂」を見ていて びっくりしたこと・・。
「八月の濡れた砂」(藤田敏八監督)のDVDを見てました。
内容自体は、高校を中退して若さをもてあまし、
暑い夏を湘南の海で過ごす不良少年達と、別荘地の美人姉妹との
不思議で、暴力的な関係を描いた、非常にいい映画です。
低予算なのですが、藤田監督のセンスがビンビンに尖っていて
今見てもカッコイイ映画でした。
で、この日記の本題ですが・・・。
映画の本編を見終わった後、何気なく特典の
人物紹介やら 公開データーを見ていたら、こんなことが書いて
ありました。
■クランクイン 1971年7月14日
■クランクアップ 1971年8月20日
■初号試写 1971年8月23日
■封切公開 1971年8月25日
・・・・・・ん?
お気づきでしょうか?
クランクアップから3日後に すでに映画が完成していて
量産プリント体制に入り、5日後には全国で公開している
んですよ!
これ映画ですからね。
何時編集して、いつ音入れたんですか!
連続もののテレビドラマだって、撮影終了から1~2週間は
後処理にかかりますし、そもそもビデオ収録とフィルム収録では
編集の大変さが10倍ぐらい違います。
だって、クランクアップした日のフィルムを即日
現像したって、1日ぐらいかかるはずですからね・・・。
え?
ホントかな?
そんなことが可能なんでしょうか?
当時 日本映画は斜陽とはいえプログラムピクチャー制度で
毎週2本 封切されていたのですが、に・・・しても
撮って出しすぎませんか?
私、映画研究会出身ですが、意外とそういう当時の製作現場
状況には疎いです。もしご存知の諸先輩方がいらしたら
当時の映画のポストプロダクションの様子など
教えていただきたいです、
by AWAchampion
| 2010-03-12 01:09
| 映画・演劇など
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