山手線で出会った、小さな恋物語

久々に、純然たる日記を書きます。

これは今日、実際にあった話です。

今日の夕方、私は、満員の山手線の
3人がけのいすの真ん中に座っていました。
右隣にはギャル風の女の子（２１ぐらい）が座っていて、
彼女の向かいには
その連れの貧乏っぽい男の子（２２ぐらい）がいました。

どうやらその二人はバイトの先輩後輩同士のようで
女の子が後輩、男の子が先輩のようでした。

飲み会に向かう途中らしく、女の子・・・リエちゃんが
ギャル口調で、早口で、男の子・・・モリさん相手にまくし立てていました。

「リエね、なんかもうビール欲しいって感じなんすよ。モリさん。」
「はぇぇなぁ、リエ。」

「ん？モリさん、そろそろメール打っておいたほうが良くない？
今、高田馬場に向かってますって。」
「それがさぁ、電波が入らないんだよ。」
「でもぉ、駅に着いたら絶対入るから、『高田馬場につきました』で
良いじゃん。」

「送れた。」
「そう、良かったね　モリさん。」
「リエにも送った。」
「あたしにも・・・・？
　あ、ホントだ。モリさん、リエの事　好きなんじゃねぇの？あはははは」
「好きだよ。」
「え？」
「クシダから取っちゃいたいよなぁ・・・あはははは。」
「モリさんとリエとで三角関係？あたし、いい女だからなぁ。あははは」
「ほんと、良い女だよ。」
「え？・・・・もう・・・・やだ。」
「好きだよ。リエの事。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」



隣ででかい声でやるなぁ！！！！