2010年 11月 27日
爆笑!アイドリングの大相撲
そこで、彼女達のキラーコンテンツである相撲を見ました。
「え?相撲?」とお思いでしょう?
そうなんです、アイドルグループの番組であるはずの、「アイドリング!!!」の
鉄板盛り上がり企画に 相撲があるんです。
本当に普通にメンバー同士で相撲をするんです。
で、勝敗を決めるということなんですが、
これが凄く面白い!
アイドリング!!!というアイドルグループは
第一期・第二期・第三期・第四期の4回オーディションが行われていて
多分いま25号ぐらいまでいるんでしょうかね?
で、その期ごとの対抗戦という形で行われるんです。
そこで、「第三期の絆は永遠だ!」みたいなことがあり、
応援合戦があり、ガチで女の子達が相撲をして泣き叫ぶという
わけの分からない展開!
特に第三期メンバーの大川藍ちゃんという、とても可愛らしい美少女系の
アイドルさんが、泣き叫びながらガチで相撲を取る姿は、
馬鹿馬鹿しさを通り越したバカばかしさ!
いや、これが何で面白いのかと言うと 理由があるんです。
世間を重んじる日本の社会の中のエンターテイメントと言うのは
韓国の「スキル主義」のアイドルではなくて
どうしても 「関係萌え」という要素が重んじられます。
つまり 同期の絆・先輩と後輩の篤い友情 みたいな?
昔から日本人はそういうの好きじゃないですか?
で、アイドルグループにもそれを導入したのが
古くは「キャンディーズ」
NHK ヤング101のメンバー なんかなんですが、
21世紀をまたぐ辺りで
モー娘。が「ASAYAN」で 合宿をしたり、デビューの条件として1万枚の手売りをしたりという
【精神的に負荷をかけることで、現れる素の感情を愛でる】
という方法論が生み出されました。
これは、もともとはドキュメンタリーの手法なんですが、それをエンターテイメントに持ち込んだわけですね。
源流はテリー伊藤の「天才たけしの元気が出るテレビ」だったりします。
アイドル番組とは違いますが、TBSの「SASUKE」は完全に、サスケオールスターズを
アイドル扱いした構図になっていますよね。
それを、さらに体系的に推し進めたのが
AKBの「総選挙」というシステムだったのです。
人気を数値に変えて、そこで生まれる表情を掬い上げる・・・。
この下半期のAKBのドーピング的な人気は 大島優子と前田敦子の物語を
みんなが知る事になったのが大きいですよね。
AKBは、【負荷をかける】のに、真剣な道を選んだのですが、
徹底的にメタ構造と言うか、パロディ化してしまったのが
アイドリングの【大相撲】なんです。
この番組のクリエーターである 門澤清太さんや、酒井健作さんがはじめから
「メタとしてのアイドルへのプレッシャー」を意図して
大相撲を始めたかどうかは分かりません。単にじゃんけんハンマーの的なお遊びとして
はじめたのかもしれません。
ところが、今では アイドルの仕掛けの壮大なパロディ となっていて
非常に面白いです。
いや、ホント、アイドリングの子たちって、意外と年齢も高いので
ちゃんとした大人もいるし、可愛いんですけど、相撲で泣き崩れている姿って
びっくりするほど馬鹿馬鹿しい爽快感があります。
フォンチーちゃんとか、結構正統的な美人なのに相撲で負けて
「一期生の意地を見せたかった・・。」とかハラハラと泣いていたりするわけですよ。
そうすると、4期生の中学生ぐらいの子が、ポツリと「みんな、何で泣いてるの?」と
「王様は裸だ!」的な事を言ってオチがついたりするという、素晴らしい展開。
これも発明ですよねぇ・・・。
CM
岡田倫太郎って誰だ?と言う方がほとんどだと思います。
そんな有名なディレクターさんでもないですし・・・。
ということで 私のお仕事から 「サンリオぽこあぽこ」
by AWAchampion
| 2010-11-27 21:21
| テレビ
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