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悲壮感のないアイドル アイドリング!!!  再編集版

なにやら、長い文章だったので曲解されている部分もあるようです。
なので、長文のお尻に 要約をつけました。
では宜しくです!

「アイドリング・・・に関しての日記」 オンデマンド版

アイドルという職業は、もともと若さとひたむきさを商売にする
非常に消耗する仕事です。

その職業に従事している人々は、相当 強迫観念に襲われて
病んでいくことも多いです。

その様子は例えば当代きっての名インタビュアー 吉田豪氏の「元アイドル」などにも
非常に詳しく出ています。

80年代のアイドル全盛時代に青春時代をすごしたものとしては、
中森明菜の栄光と転落も見ているわけですし、
あれほど「時代と寝た」ような成功をした キョンキョンですら、幸せではいられなかったのは
良く知っています。

例えば近年でも 全盛期のモーニング娘は非常に悲壮感を漂わせるグループでした。
ASAYANでの仕掛けの数々、決していいとは言えないグループ仲。
繰り返される卒業。
そんな悲壮感こそが、あのグループの原動力となっていたと言えるのではないでしょうか?

また、最近のAKBも、総選挙というシステムで明確に人気を数値化するシステムや、
CDに必ず握手会参加券をつけることや、人気メンバーが9時間も握手をし続ける
なんともいえない 重労働感などは、本当に悲壮感が漂います。

また、私が以前このコラムで取り上げた 来年絶対ブレイクするであろうアイドル
ももいろクローバーなどは、過剰に加速した踊りや歌の動きと、攻めすぎる危うい仕掛けが
刹那的な輝きを放ち
奇跡的に良い方向へ結びついている、鈍い光を放っています。

超有名AV女優達で結成したアイドルグループ 「恵比寿マスカッツ」にいたっては
本人達の「私達が 表舞台に出てアイドル扱いされる日が来るなんて・・・。」と
彼女達の活動が
大きなパロディであり、虚の存在であることであることを自覚しつつ、
そんな中から生まれた、実なる感動を本人達が大いに味わっていると言う
本当に泣けるシチュエーションが、最大の魅力ですよね。

ところが、アイドリング!!!を見ると、なんかそういうアイドルに付きまとう悲壮感が
全然ない感じがします。
フジテレビをホームグラウンドにした、安定感と言うか、ほっこり感というか、
妙に癒される不思議な感じです。

もちろん、それは決定的に売れるアイドルとしての要素を一つ欠いていると思います。

でもね、♪も~て~き~が来たぞ! ってニコニコしながら 楽しそうに生歌でのんびり歌って
トークであれだけ盛り上がっているのを見ると、何か 不況の世知辛い憂き世の憂さを忘れるような
不思議な安定感があります。

バカリズムとアイドリング!!! と森本さやかの距離感も
ギスギス感がなく、非常に信頼しているんだなぁ・・・というホームグラウンド的な雰囲気が
凄く漂っています。なんか、番組から不思議な多幸感が伝わってきます。

テリー伊藤が「アイドリング!!!は 青春していて良いよね!」という評をしていますが
まさにそのことを言っているのでしょう。

よくよく調べると アイドリングは CSのスタジオ放送のほかに 
DVDで毎月90分ぐらいのロケ物を出していて、
毎週末は定期ライブをしているそうで、
アイドリングの仕事だけで ほかのメディアに出なくても
なんとなくいろんな形で発信出来てしまうんですよね。

【定期的なライブ】
【定期的な放送】
【収益の高い映像】
キャラクターを売りだす メディアミックスとしては非常に理想的な形で
完結した世界を作っていると思います。

同じテレビマンとしては、テレビが、システム上は非常に理想的な形で仕掛けている
キャラクターである彼女たちは、是非売れてほしいです。

どうしてもAKBのブレイクの影には 広告代理店の大型タイアップの
追い風があるのは否めないと思うんです。
確かにフジテレビそれ自体が巨大メディア企業ではありますが、
とにかく 一応
「映像コンテンツの力でキャラクターを売り出そうとしてる」という
例としては、最良のモデルであるだけに頑張ってほしいです。

で、そのモデルが、「ぬるい」と言う意味ではなく
「多幸感がある」という いい感じのホームグラウンド感を醸し出しているのは
とても いい事だと思います。

むしろAKBほどエグくないだけに、
彼女達の多幸感が、一日でも続けばいいのになぁと思います。
14号 酒井瞳が 宮崎弁バリバリで話しているのを見ると
癒されますしね・・・。

もちろん番組は永久に続くものではなく、アイドリング1号であり、リーダーであった
加藤沙耶香が卒業後、苦境に陥っていて、
2号 小泉留美・5号 滝口ミラなど ほかにも卒業したメンバーは軒並み沈没してしまい、
今残っている一期生でも
外の仕事が多い 7号 谷澤恵理香・9号 横山ルリカらが、「これでいいんだろうか?」感を
出しているのを見ても、いずれ、エデンの園から出て行かなくてはいけない日が来るのは
本人達も分かっているんでしょうけれど・・・。

ただ、そんな中で、普通の高校生としてグループに入り、芸能活動の殆どを
アイドリングのなかで過ごしている 現リーダーの3号 遠藤舞が 
22歳のアイドルタレントとは思えない
落ち着きはらった、非常に魅力的な大人になっている事をみると、
やはりアイドル特有の悲壮感や強迫観念がないほうが、
人間としては、まともな大人に育つのだという
考えてみれば当たり前の事を思い出させてくれるのです。


「アイドリング・・・に関しての日記」 地上波版?


アイドリングというアイドルグループは、ほかのアイドルグループとは異なる魅力があります。
それは、見ているほうが、なんかほのぼのとした多幸感を得られる良い雰囲気がある
という点です。

多分、フジテレビが彼女達を売り出すにあたって作り上げているシステムが
良いのでしょう。

同じテレビマンとして、応援しています。


CM


さらなる記事はこちら! http://rokada.exblog.jp/
おねがい!ほかのページも見てね!!
特にRino Kids TVの動画 を見てってくださいよ! 別にお手間は取らせませんから!
おねがい!!


Commented at 2010-12-20 20:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-12-21 00:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by AWAchampion | 2010-12-19 00:59 | テレビ | Comments(2)