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ガラパゴス化する民放の地上波

私自身も テレビマンの端くれですから、
これは自戒を込めての文章ですが、最近特に民放の地上波の番組が
ガラパゴス化していると思います。

特徴としては、ここ半年でテレビの露出が多いタレントを並べて
目で見て分かる程度の驚きがあるVTRを作り、スタジオで放送。しかしVTRはあくまで
トークのきっかけに過ぎず、
メインはスタジオでの、よく知っている人々によるダベリが中心・・・というものです。

トークが中心ですから、強調するために ボイスフォローテロップも多様されます。
さらに、ちょっとしたクイズなどが出題され、それがちょっとした大喜利になっていたりもします。

バラエティという言葉は、本来様々な多様性という意味なのですが
民放地上波は、なにやらどれを見ても結果として 似たものになってきている気がします。

これはひとつには、行き過ぎた視聴率調査の結果、購買力のある 18才~32才の女性を
ターゲットにしなくてはいけないという事が、テレビ局の編成の首を絞めているのです。

しかし、考えてみれば私が子供の頃
例えば 「野生の王国」「遥かなる世界旅行」みたいな 純ドキュメンタリーやら
「大岡越前」みたいな時代劇など、もっとテレビは多様性を持っていたと思います。

テレビの技術革新が進んだのに、スタジオトークバラエティばかりになってしまうのも
私はどうか?と思います。

もちろん硬い話で2時間を持たせることは辛いでしょうけれど
編成を30分単位に戻して、もっともっと 多様性のある番組を作ればいいのでは?と
思います。
by AWAchampion | 2011-08-26 01:31 | テレビ | Comments(0)