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村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

先日 久しぶりに 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を
読みました。

多分前回読んだのは20年ほど前、私が大学生の頃だったと思います。

特にこの小説は 引用されている小説とか音楽とかが多くて
正直大学の時の知識ではよくわかりませんでした。
が、今は違います。
きちんと 彼が意図したタイミングで音楽も頭の中に流れてきますから
とても楽しめました。

確かにオウム以前の村上春樹の 高踏趣味があふれた作品で、
ワクワクするような 激しいストーリーと逆に とても静かな
とても詩的な時間が流れる 素晴らしい作品でした。

「ノルウェイの森」が村上春樹の代表作と言われていますが
むしろ こうしてパラレルワールドが進行していく話にこそ
彼の真骨頂がありますよね。


先日「ノルウェイの森」も読み返しました。
どこかにその事を書きましたが、今や あの作品の中で
私が一番感情移入できるのは、 冒頭 ルフトハンザの中で
「ノルウェイの森」を聞いて 失った過去をふと思い出す
38歳の僕なんです・・・・。

あの過去がフラッシュバックする瞬間って、大学生の時に
思い出す過去なんて 薄っぺらすぎて 訳が分かりませんでしたが
今なら分かります。

そして「あそこで もし 彼女をしっかり 抱きとめていれば」的な事を
思う気持ちも とてもよくわかります。

小説や映画鑑賞の醍醐味は、年齢を重ねて 同じ作品を見ても
全く印象が変わるところですね。

なんか 素敵な週末を過ごしましたよ。
by AWAchampion | 2011-10-10 02:58 | Diary | Comments(0)