時天空関のサムアップ

皆様 たいへんお久しぶりです。
いやぁ・・・大変なひと月でした。

実は昨日12月27日に NHKーBS1で17時から放送された
「ほっと@アジア」の特番
「にっぽんアジア~墨田区 両国~モンゴル人力士を支える街」の
演出をやっておりまして、
ここひと月はものすごくバタバタしておりました。

これは両国にあるモンゴル人力士コミュニティを
吉井歌奈子キャスターが訪ねる・・・というもので
幕内力士の 時天空関と町歩きをさせてもらいました。

番組制作にあたっての苦労話は
実はフェイスブックなどで、差し支えのない範囲で
書いていましたのでご存知の方も多いと思います。
ここでは、番組にご協力いただいた 
時天空さんの事を書きたいと思います。

時天空関は、元小結のモンゴル人力士で
もともとモンゴルの農業大学から、
交換留学生として東京農業大学に入学。
そこで、同世代の朝青龍らの活躍に触発されて
相撲界入りしたという
インテリ力士で、角界入門後に
きちんと東京農業大学を卒業した
苦労の人でもあります。

ハンサムな容姿とクールに見える語り口から
どちらかというとパブリックイメージは「物静かな人」という
感じなのかもしれません。

しかし今回撮影を一緒にやらせていただいて
彼の聡明さに大変感銘を受けました。
番組をご覧いただいた方は「結構長いあいだ 時天空さんは一緒に
街歩きをしてくださったのかな?」とお思いでしょうが、
実はホンの1時間ぐらいの
撮影時間でした。

それも九州巡業から帰ってこられた次の日の撮影だったので
電話でちょこっと話して、FAXで撮影趣旨をお伝えしていただけだったので
実際には撮影当日の朝 「私はこういうことをしたいんです」という
打ち合わせを彼とさせていただいたわけです。

そこで時天空関は、瞬時に我々の取材意図を理解して下さり
インタビューにしても、町歩きで教えてくださることにしても
全て まさに「私たちがそう言うコメントを求めていたんです!」と
叫びたくなるような事を次々としてくださいました。

これって実はすごく難しい事なんです。
聞かれたことに
「相手がこういうコメントを欲しいからこそ、この質問なんだろうな?」と
瞬時に判断して
そのとおりに、しかし自分の言葉で返すというのは、
普通の人にはできません。
一流のアスリートなど
「相手の意図を汲み取る鍛錬をしている」からこそ
できる技だと思います。

それを、彼にとっては外国語である日本語で
瞬時にやってのけるんですから
本当に聡明な方だと思いました。

それに、一見とっつきにくい感じもあるかもしれませんが
実は非常にフレンドリーな方で、
番組でもご覧いただいた 楽しい夕食でも
率先して我々に肉を取り分けて下さったり、
料理を頼んでくださったりして
むしろ力士の方が気を使ってくださるという、
ものすごく恐縮してしまうぐらいの
楽しい撮影になりました。

翌日 朝稽古を撮影させていただいて
一番最後
「これで本当に撮影は終わりです。ありがとうございました」と
ご挨拶をしたら、時天空さんは、
緊張した雰囲気の朝稽古の最中に
ちょっとだけはにかんで、
私にサムアップをしてくださいました。

「いい画は撮れたかい?」

ええ、とても良い取材になりました。
どうもありがとうございました。
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by AWAchampion | 2012-12-28 02:30 | テレビ | Trackback | Comments(0)