2013年 04月 10日
松平健という不思議
時代劇俳優ですが、ご存じのとおり彼の座長公演は
一種のレビューのようになっています。
そこからかの「マツケンサンバ」シリーズが生まれたわけです。
特に大ヒットした「マツケンサンバⅡ」は、作詞 吉峰暁子(OSKの演出家)
作曲 宮川彬良 振付 真島茂樹(元日劇ダンサー)という
非常に和製レビュー寄りの作家陣によって作られています。
そもそも当時 彼の奥さんは宝塚歌劇出身の大物女優 大地真央だったわけで
なにやら 本当は彼は遅れてきた宝田明なのかもしれません。
マツケンサンバⅡのイントロが長いのも、
1分間 36小節ほど下々が踊った後、現れるなんて事は
宝塚のレビューではよくあることですよね?
実際 マツケンサンバⅡは 和製レビュー曲として見ると
非常に良く出来ています。
戦後レビューはラテンのリズムとともにありました。
サンバはどのレビューでも中心的な曲調です。
ただ、ガッツリハードなサンバは、意外と難しいものです
そこで宮川彬良さんは、楽器などでサンバの香りだけ残し、
普通の歌謡曲のリズムで 誰にでも踊りやすい曲に仕上げています。
これがヒットの秘密なのかもしれません。
それが高じて マツケンさんは凄い事になっていきます。
マツケンマハラジャ
http://youtu.be/qIUaNzAyJSI
アンドロイド マツケンサンバ
http://youtu.be/SgG65ok8T6c
確かに製作者の悪乗りはあります。
しかし松平さんの心の中には、ジーン・ケリーや宝田明 高島忠雄と言った
往年のミュージカルスターがあるのかも知れません。
誰か彼のヒギンス教授で マイ・フェア・レディを制作してみてはどうでしょうか?
by AWAchampion
| 2013-04-10 23:40
| 演歌系不可思議PV
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