2016年 03月 20日
久々の休日
「休んでないで仕事しろ」とおっしゃるかもしれませんが
流石に一ヶ月間休みが無かったので 今日は強制的に休みました
で、身体も疲れていたので
近所のカフェで読書をして過ごすという優雅な大人!
村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と
福島第一原発のルポ漫画『いちえふ』を読了しました
村上春樹のほうは、彼の作品の中でもトップクラスに読みやすい本で
高校時代から仲間だった赤・青・黒・白とつくる君が
大学に入ってそれぞればらばらになってしまい、そのことについて
17年後に事の真相を知るために、多崎つくるが青春のかけらを
探して歩くという内容で
なんだか昔の大林宣彦 尾道三部作みたいな甘酸っぱい感傷に浸りました。
もしくはATGの「サード」とか「18歳、海へ」とか「初恋地獄篇」
みたいな雰囲気を感じましたね
正直他の作品よりも伏線とか何とかは荒い気がするのですが
『ノルウェイの森』とほぼ同じ主題で、私は『ノルウェイの森』より
乗れました
『いちえふ』は2013年に発表、2014年の漫画賞を独占した
作品ですが、確かに面白かったです
我々が中々入ることが出来ない 福島を底辺から見た作品で
しっかり ブラック企業の搾取の様子などが描かれていて
そこにぐっと来ました
でも、多分一人一日2万円とか出してるんでしょうに
末端の7次請けとかに降りてくると 6千円ぐらいになっちゃうというのが
一番恐ろしかったです
by AWAchampion
| 2016-03-20 21:08
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