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中邑真輔WWEデビュー戦の反応

4月1日(日本時間4月2日)
WWE・NXTテイクオーバー ダラスにて日本の中邑真輔選手が
世界最大のプロレス団体 WWEに鮮烈なデビューを果たしました。



今までWWEは商標の関係もあり、外から入って選手は必ず
新しい名前を与えられ、新しいファイトスタイル、新しいキャラクターのもと
WWEが望むレスラー像を演じる演技者として生きなければならなかったのですが,

中邑選手は 世界第二位の新日本プロレスが過去14年間もっとも大事に育てて
来たスーパースターだけに、破格の待遇。
名前もファイトスタイルもそのまま。さらに新日本プロレスでのニックネーム
「The King of Strong Style」も使用していました。
このストロングスタイルとは まさにアントニオ猪木が提唱した
投げて・蹴って・極めるというスタイルなのですが、実況はそのまま
猪木やらIWGPやらの単語も交えて詳細に解説していました。

実際新日本プロレスのトップ中のトップがその全盛期にWWEに移籍する
という事はありませんでした
かろうじて武藤敬司がグレートムタとして新日本プロレスの提携団体
WCWでトップを張るという事はありましたが、中邑は本当に
完熟期に移籍するというWWEにとっては歴史的な引き抜きで
新日本プロレスにとっては木谷オーナーが「痛恨の一撃」と言うほどの衝撃でした。

ですから本来WWEではあんまり他の団体の事をいわないので
例えばメキシコの英雄だったミスティコも完全にキャラクターを
作り変えてWWEで出したのですが、
中邑はデビュー戦でいきなり「現在世界でトップレスラーの一人がやってきた」
という扱いでした。

そして試合は素晴らしい試合になりました。
中邑選手はここ数年
2013年G1 対飯伏戦
2014年東京ドーム 対桜庭戦
2014年G1決勝西武ドーム 対オカダ戦
2015年東京ドーム 対飯伏戦
2015年G1準決勝 対オカダ戦
2015年G1決勝 対棚橋船
2016年東京ドーム 対AJスタイルズ戦
と国際的な年間ベストバウトを量産してきました。

特に2015年1月4日東京ドームでの対飯伏戦は WWEの名物実況ジム・ロスを
迎えて英語実況されてアメリカでも放送されたことで、全世界的に大きく彼の
名声を広める要因となりました


今回のサミ・ゼインとの試合は いわゆるWWEが管理するスタイルの試合ではなく
「新日本プロレスの中邑真輔」を直輸入することを目的とされた試合でした
そしてサミ・ゼインはNXTで最も愛された選手の一人であり、何より
日本で活躍したエル・ジェネリコその人です。
ですから素晴らしい試合になりました。


試合後FOX-TVはこのような記事を挙げています
この記事の中に入場シーンなど幾つかの場面が公式にアップされています
素晴らしい入場なので是非見てください

そして この試合は当然アメリカのレスリングファンにも衝撃を与えました
you tubeにはこの試合後「感動した!」という「リアクション動画」が
いくつも上がりました
例えばこの動画は 今回初めて中邑選手を見た少年の反応です

こちらは 元々中邑選手を知っていたファンの反応です

この試合がインパクトがありすぎて 2日後のレッスルマニア32のメインイベントで
試合に関係なく中邑コールがあがったほどです

本当に素晴らしいデビューでした

正直新日本プロレスファンとしては 複雑な心境です
でも行ったからにはガンバレ!

by AWAchampion | 2016-04-06 03:19 | プロレス界展望 | Comments(0)