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「希望のかなた」を見ました

映画を久々に固めて見ています
20日の土曜日に 打ち合わせの後渋谷で時間が空いたので
道玄坂のユーロスペースで アキ・カウリスマキ監督の新作
「希望のかなた」(Outside of the Hope)を見てきました



ネタバレもしますけど・・・・どうします?
これから見る人は逃げて下さいね。

はい 
良いですね?
アキ・カウリスマキ監督はフィンランドの方で、1990年代に
「レニングラードカウボーイズ・ゴー・アメリカ」で一躍有名になりました
これは、実在するロシアのカントリーロックバンド「レニングラードカウボーイズ」が
色々アメリカ文化を勘違いしたスタイル、そのままに本場アメリカ南部に乗り込むという
物語で オフビートなユーモアがズバズバ決まる素晴らしい作品でした。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(海外版予告編)


そのヒットでその後、彼の代表作「マッチ工場の少女」なども公開され
私が大学生のときには、アメリカのジム・ジャームッシュと同様
オフビートスタイルの映画の第一人者でした

私自身は「過去のない男」(2003)以来、彼の作品を中々見る機会が無かったので
さて、どんな感じかな?と楽しみに見ました

今回の映画「希望のかなた」は、フィンランドの首都ヘルシンキが舞台。
シリアからの難民カーリドが、貨物船で密航してくるところから始まります。
英語が堪能なカーリドは、警察で難民申請をして難民収容所に入れられます
しかし、シリアの彼の故郷は空爆に遭っているにもかかわらず「戦争状態」とは
認められず、強制送還されそうに・・・。
そこで収容所を逃げ出してたどり着いた先が、しがないレストラン。
そこでオーナーの目に触れて 働かせてもらうことになるのですが・・・。

というお話です

昔からカウリスマキ監督の映画はそうなんですが
この映画も 武藤敬司のプロレスみたいに 前半は延々 超静かな展開が続きます
「やばい!寝る!」私は何度も見ていてそう思いました
しかし、後半 急に物語が動き出してからの面白さたるや・・・
緩急の妙はまさに名人芸!いやぁ良い映画でした。

しかもオフビートギャグの切れ味はますます増しています。
日本がらみのギャグもあったので場内爆笑!
テーマ自体は 難民を受け入れる側のコミュニティーの監督が
難民を取り上げるという極めて重いテーマなのですが
それがジンワリ温かく伝わってくる快作でした。

さ、さすがだ カウリスマキ監督・・・。
相当おすすめですよ!



by AWAchampion | 2018-01-22 00:10 | 映画・演劇など | Comments(0)