惜しかった!囲碁世界メジャータイトル

先日 囲碁の国内メジャータイトルを全て持つ 井山裕太七冠が
国際棋戦のメジャータイトル LG杯の決勝を戦いましたが
残念ながら敗れてしまいました。

囲碁は四〇〇〇年前にメソポタミアで生まれたゲームで
日本には奈良時代頃入ってきたと言われています。
正倉院には当時 イランからやってきたガラス製の囲碁セットが
国宝として収められています。

中国でも大変盛んだったこともアリ
日本でも囲碁と双六(バックギャモン)が宮中で流行り
平安時代に第一のピークが来ます。

第二のピークは戦国時代 織田信長が囲碁と将棋の名人を
プロとして召し抱え、秀吉 家康もそれに習ったことで
プロ制度が確立しました。
囲碁将棋の達人を「名人」
囲碁の家元を「本因坊」と呼ぶのはその頃の名残です。

以来 囲碁が行われている地域は中国・朝鮮半島・ベトナムなど
中華圏でしたが 日本が最も囲碁が盛んな国として1980年代までは
知られていました。
上海の天才棋士 呉清源も 台湾の天才棋士 林海峰も
韓国の天才棋士 趙治勲も 日本棋院所属の棋士として名を挙げたのです。

1970年代初頭から藤沢秀行名誉棋聖らの活動で中国や韓国で
囲碁復権運動が開始。
その後中国は国策で囲碁の強化をはじめます。
プロリーグを発足させます。
また韓国・台湾でも同時期にプロ制度が確立。

そこで1990年代初頭から 国際棋戦が行われるようになったのです
はじめに行われたのが 日本の富士通杯。第一回優勝は ’宇宙流’武宮正樹九段
その後も日本の棋士が初めの10年ぐらいは勝っていたのですが
韓国に イ・チャンホーという天才が現われて 次第に日本棋士は勝てなくなります。
更に彼の後継者 イ・セドルが現われ、中国もドンドン 国際棋戦に力を入れて
今では 全く日本棋士は勝てなくなってしまいました。

富士通杯は2015年に富士通が撤退したことにより中止
現在 国際棋戦でメジャーと言われているのは 韓国のLG杯、三星杯 
中国の春蘭杯 台湾の応氏杯などです

で、井山九段が日本棋士としては13年ぶりに 国際棋戦メジャータイトルの
決勝にやってきたのです。

しかし・・・残念でした。
今回井山さんは準決勝で世界ランキング1位の柯潔九段(中国)を破っていて
ランキングも15位あたり→4位までジャンプアップしていただけに
勝つなら今年でした・・・。う~む悔しい。

井山さんは日本のタイトルを全部持っている関係で 国際棋戦と日程が合わず
中々頻繁にはでられないのです
だから 今回チャンスだったんですけどねぇ。

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by AWAchampion | 2018-02-10 03:20 | 囲碁界解説 | Trackback | Comments(0)