2018年 02月 19日
父 岡田敬二が77才になりました
今年は3月に宝塚大劇場 5月に東京宝塚劇場で
宙組20周年の記念興行として 「シトラスの風~SUNRISE」という
ショーを出させていただく事になっております
これは父が提唱していました「ロマンチック・レビュー」の20作目になります
ようやくここまで到達いたしました。
ロマンチック・レビューシリーズの第一作は1984年花組公演「ジュテーム」
高汐巴さんの主演でした。
今は日本を代表する巨匠になっていらっしゃる 小池修一郎先生が
まだ演出助手でらして、走り回ってらしたのを覚えております
(併演は柴田先生の「琥珀色の雨に濡れて」でした)
これも、応援していただいている皆様のおかげです。
ありがとうございます。
そして父は 今年で演出家デビュー 満50年の記念すべき年でもあります。
岡田敬二は1967年に演出家第一作「若者達のバラード」を
発表しました。
これは 古代エジプトから現代までの若者たちが如何に革命を起こしてきたか?を
ショーで綴るという当時の安保闘争や、新宿西口フォークゲリラの時代背景も重なったもので、
宝塚としては異色の作品だったと聞いています。
また新人演出家であった父は、衣装を新規で作りまくり
衣装部さんの部屋にハンガーが入りきらず、廊下にずらりと並べて
「こんなに予算使って!」と先輩たちから怒られたという笑い話も聞いています。
そして素晴らしいことに、この50年間ずっとチーフ作曲家として吉崎憲治先生に
組んでいただいています。一人の同じ演出家と音楽家が50年タッグを組んでいると言う事は
本当に稀なケースでは無いでしょうか?
特にフリーランステレビディレクターとして、一期一会のスタッフさんとの出会いを繰り返して
いる私にとっては本当にうらやましい事です。
ちなみに吉﨑先生は父より8才年上でいらっしゃいます。
現役の演出家として77才までやってこれるのは 本当に一握りしかいません
それは見て下さる方々がいてこそなのです
本当に皆様 ありがとうございます
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします
by AWAchampion
| 2018-02-19 10:28
| Diary
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