私が人生で初めて見た映画

GW中は映画館は特別編成のことも多いです
で、都内の名画座の雄 新文芸座では 高畑勲監督・追悼特集がやっていました

【パンダコパンダ】
【パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻】
【太陽の王子 ホルスの大冒険】の3本立てでした

この中で【パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻】には個人的に
強い思い出があります

私が母親に連れられて初めて映画館に行ったのは
1974年のこと。私が3歳の時でした

母が息子にはじめに見せようと選んだ作品は実は
杉井ジュサブローさん監督の「ジャックと豆の木」でした
これは若き市村正親さんが声を当てていた
【日本初のミュージカルアニメ】との触れ込みで、まあ母が(そして父が)
息子に見せる初めての映画に選んだ理由はよく分かります

しかし、その日 大阪の梅田にあったOS劇場?は非常に混んでいました。
また、この作品は今見ると分かるのですが、志が高すぎて3歳の子供には
理解できなかったのです。そこで私はぐずり、母は慌てて私を抱いて
外へ連れ出しました。

で、ぐずりが少し治まった後、同時上映だった短編映画を見たのです。
その短編映画を私はとても気に入り、母に「あのパンダの映画大好き」と
言ったところ、そして母が苦笑していたところをはっきり覚えています。

その映画は 【パンダの親子が出てくる物語】で【長い雨が降るシーンがあり】
【パンダがオレンジの画面で歩くシーンがあった】のでした。

その映画を私は長い間 特定できずにいました。
また1974年はランラン・カンカンのブームでパンダ映画が結構あったのです。

で、今から5年ほど前に ようやく見たのが
「パンダコパンダ」でした。
この作品は スタジオジブリの高畑勲監督と宮崎駿監督がタッグを組んだ
後年の「となりのトトロ」の原型のような作品で、知る人ぞ知る作品でした。
私も「これじゃないかな?」と思って見たのですが、残念ながら「パンダコパンダ」には
【パンダがオレンジの画面で歩くシーン】【パンダの親子が出てくる】のですが
雨のシーンがありません。

で、つづいて見たのが続編「パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻」でした。
これを見た瞬間、私の中の全てのパーツがハマる音が頭の中でしました。
その時のシートの色、ぐずって困らした母の顔、熱気で気分が悪くなった場内の湿度、
スクリーンの角度 全てがフラッシュバックしたのです

いやぁ 素晴らしい体験でした

その時はひたすら そのフラッシュバックによる多幸感に身体をゆだねていましたが
今回はゆっくり ちゃんと見ました。
良い作品ですよ。改めて私が自分でこの作品を「人生で初めて見る映画」に
選んだのだなぁ・・・という偶然に感謝するとともに
当時30そこそこだった母は 意外に映画のセンスが良かったのだなぁと
感心、感謝しました。







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by AWAchampion | 2018-05-05 02:35 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)