2019年 11月 13日
飛行機で見た映画 一気に書きます
行きは 一本だけ
◆1 『ロケットマン』
エルトン・ジョンの伝記映画です
クイーンの「ボヘミアンラプソディー」と同系統の映画で
エルトンジョンだけあって、もう少しビジュアル面に工夫のある映画です。
音楽シーンの高揚感を いろんな手法で語っている、その語り口は
面白かったです
ただ、エルトンジョンはバリバリ存命中ですし、なんというか
「家族の愛が足りなかった」&「ゲイとして生きる・・・」
という二本柱で映画が構成されているんですけど
ちょっと フレディ・マーキュリーより物語性が薄いんですよね
そこが どうかな?と思いました
やっぱりエイズに侵されながら、「ライブエイド」で一世一代の
ライブをする・・・という「ボヘミアンラプソディ」のダイナミズムと
比べちゃいますからね・・・。
帰りは二本見ました
◆2 「ゴジラ キングオブモンスターズ」
う~~~ん。
ハリウッド版の、正統的な「ゴジラ 怪獣大戦争」のリメイクと言える作品です。
キングギドラの出現により 全世界で巨大生物が目覚める
その中には 火の鳥ラドン
巨大な繭から出てきたモスラ
そして 死んだはずのゴジラがいた・・・
正直に言うとですね。
製作陣の東宝ゴジラに対する愛は本当に感じました。
芹沢博士が オキシジェン・デストロイヤーを使うわけですし
怪獣名も 「キングギドラ」「ラドン」「モスラ」をそのまま採用
モスラのテーマさえ流れます
だから怪獣的な方は とてもよくできてるしリスペクトも感じます。
なんですけど・・・
人間ドラマめちゃくちゃですがな・・・。
人間の方の物語は完全にトンデモ映画。キーとなる女性科学者の暴走のモチベーションもめちゃくちゃだし
その娘へのセキュリティが 全然がばがばだし
悪の組織は何を目指してるのか?よくわからないし
芹沢博士=渡辺謙は無駄に特攻しちゃうし
これはダメですよ・・・。
◆3 ダンス・ウィズ・ミー
日本映画で、私と同世代で「ぴあ・フィルムフェスティバル」から出てきた
矢口史靖監督の最新作です
広告代理店の若い女子社員が ある日 姪を連れて行った
怪しい遊園地の 怪しい催眠術師によって「音楽を聴いたら無条件でミュージカルを踊る」
という催眠をかけられて 大騒ぎ!という作品です
う~ん
まあ楽しいは楽しい映画です。
なんですけど・・・。
なんていうか、まあコメディだからいいのかもしれませんが
サスガに人物造形が一面的すぎる気がしました。
脚本として 穴はないので 日本映画としては全然よくできてるんです
でもなんていうか、大元のところで
大ウソをつき切れていないというか、いろいろ 都合がよすぎるというか
物語の底が浅い気がしました
ロードムービーとしても 日本映画の予算感的には
よくできていると思います
何ですけど・・・・なんていうか小粒なんですよねぇ・・・。
ネタ的に最後 もう少し大きな爽快感があってもいいのかな?と思いました
by AWAchampion
| 2019-11-13 05:21
| 映画・演劇など
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