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最近のわたくし その2 国立劇場で・・・

最近のわたくし その2は 国立劇場での出来後

最近コロナウィルスのせいで いろいろなイベント・演劇などが中止になっていますが、
ちょうどいま行われている 国立劇場 「桂文珍50周年記念興行」は
やっていました。

(3月4日の出来事です。どうやら5日~10日は延期になったようですね)

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で、これが1600人のキャパの国立劇場 大劇場で20日間行われるという
非常に野心的な企画!
毎日 文珍師匠が 古典と新作を1席ずつやり
さらにゲストがめちゃくちゃ豪華!
見てください
ゲストの皆さん
鶴瓶・南光・木久扇・喬太郎・文枝!
正蔵・花緑・志の輔!!!
小朝・小遊三・市馬・談春!!!

初日から2週間でもこのとんでもないラインナップ!

上方の人でも 文珍師は5代目桂文枝門下で吉本興業所属ですから、
笑福亭であり松竹芸能所属の鶴瓶師や
米朝一門、故桂枝雀の筆頭弟子だった南光師とは、本当にレアな組み合わせ!
さらに、一門の兄弟子にして、「目の上のたんコブ」六代目文枝こと桂三枝さんとの組み合わせも
東京の演芸好きとしてはかなり見たい!組み合わせ。

そして何より立川流が誇る 三銃士のうちの二人にして 日本で今一番チケットが取れない
落語家のトップ2
立川志の輔師匠&立川談春師匠が降臨!!

うあぁぁぁぁ・・・


行くでしょ!


で、私が選んだ3月4日に出るのは
そう!
この人!
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ご存じ 柳家喬太郎師匠!

ズバリ言います。
私は今日本で最も面白い 落語家だと思います。
まだ50代ですが 爆笑派の現代の名人ですよ。

喬太郎さんは そもそも新作落語の旗頭として出てきましたが
古典もべらぼうに面白い。
いやほんと 面白いんです。

そして文珍師匠も長年 あの大きな ナンバ花月劇場のトリを
数々の漫才師を前座にして務めていた爆笑王
ですから、東西の爆笑王共演だったわけです。

イヤ行くでしょ。

そして東京でやる噺会ですから、当然喬太郎さんなんて即売れなんですけど
コロナウイルスのせいでキャンセルが出たので 私も見ることができました。

入ってみると、チケットは完売だけど3分の2ぐらいの入り
まあ仕方ありません

冒頭、ケーシー高峰みたいな恰好して 文珍さんが登場
「このご時世に来ていただいて、みなさん一蓮托生」と笑わせ
会がスタート

まず、木久扇門下の林家けい木さんの口開けがあり
文珍師の新作「老い楽風呂」

そのあと待ってました!キョンキョンこと喬太郎師が登場。
一言目から ドカンドカンの大爆笑!
「白日の約束」とは ホワイトデーとバレンタインデーの話なんですけど
ま~~~爆笑!

イヤほんと、昔の故枝雀師匠の高座もテレビで見たことがある私が言いたいですが
そのうち枝雀師匠みたいになりますよ。それほど面白いですから喬太郎さんは
ぜひ見てください。

そして中入りを挟んで
大阪で行われている 女道楽の内海英華さんが
いなせな都都逸を歌って、
最後に文珍師匠の古典「寝床」

まあ有名中の有名な演目ですよね。

しかし上方の噺家さんがやると、話の転換が
扇でパチンと音を出して 一気に変わったり
良いところで三味線が入ったりと
効果音が入って、同じ話でも少しスピード感が出るんですね。

もとが大道芸から始まった上方落語と
もともと屋内で始まった江戸落語の違いが
同じ演目だからこそ よくわかりました。

こんな東西の名人のがっぷり四つの落語会を
見られるなんて幸せですねぇ

by AWAchampion | 2020-03-08 15:55 | 映画・演劇など | Comments(0)