2020年 10月 03日
オッサンのためのTIF
2010年にフジテレビ主催でお台場地区で始まった
東京アイドルフェスティバル(TIF)は、毎年猛暑の8月第1週に行われます。
世界初、そして世界最大のアイドルフェスという事で
そこで数々の名シーンが生まれました。
それが今年は配信ライブになって、ちょうどこの週末に配信されているそうです。
たまたま今日、お台場に行ったらそのスタッフの方とたくさん会いまして
「へ~大変ですねぇ」なんて言ってました。
で、台場で打ち合わせを終えて帰ってきたら
今日はなんと配信で「松田聖子デビュー40周年記念配信ライブ」が行われているじゃないですか!
いや…実はね、
ホントは今日、聖子ちゃんのコンサートが武道館で行われる予定だったんですよ。
でね、私初めて聖子ちゃんのコンサート行ってみようと、チケット持ってたんですけど
来年に延期になっちゃったんですよね…。
で、今日はその代わりのライブという事で20時から配信ライブ見ましたよ!
いきなり「小麦色のマーメイド」
その後も「秘密の花園」「天国のキッス」「SWEET MEMORIES」
「赤いスイートピー」など
出し惜しみなく聖子ちゃんの名曲目白押し!
で、ツイッターで興奮気味に実況してたら
そこに「今日21時からNHKで山口百恵伝説のさよならコンサート完全放送がある!」
と流れてきたんです。
まっ!マジか!
で、それを見越したかのように聖子ちゃんの配信ライブはきっちり20時~21時前で終わりました。
ってことは…
観るしか
ないでしょ!
というわけでそのままテレビで百恵ちゃんさよならコンサートを
初めて全部見ました。
いや~スゴイですね。
NHKはこの伝説のコンサートは始めから最後まで
殆どノーテロップで そのまま放送しました。
こんなことはNHKだけでしかできません。
ですから、本当に当時の空気感をしっかりと味わうことが出来ました。
百恵ちゃんのさよならコンサートは「1980年10月5日」
聖子ちゃんはその年にデビュー。このコンサート時はすでに
「青い珊瑚礁」がメガヒットしていたころでした。
そのころのアイドル松田聖子は、親衛隊がいて
「L・O・V・E ラブリー聖子!」みたいなコールがのべつまくなし
かけられている印象でしたが、
百恵ちゃんコンサートは、なんと武道館全員着席。
とても厳粛な雰囲気で行われていて
殆ど「越路吹雪リサイタルin日生劇場」みたいな感じでした。
百恵ちゃんのキャリアのすべてをたたきつけたようなコンサートは
ステージング的な演出はほとんどなく、服部克久さんの指揮で
どんどん歌が進行していく感じでした。
ただ、演出家さんは当時の放送作家さんだったらしく
MCの内容とか曲の構成はガチガチに決められていて
緻密に決められた台本通りに進行していく感じのリサイタルでしたね。
でもそうやって作り上げられたライブだったからこそ
ラストの「さよならの向こう側」の例の白いマイクを置く演出とかが
グッときましたねぇ…。
すばらしいライブでした。
当時21歳の百恵ちゃんでしたが、貫禄十分。
すばらしい表現力で、最盛期のライザ・ミネリとか
ベッド・ミドラーを見てるような圧巻のステージでした。
聖子ちゃんライブ→百恵ちゃんライブと
今日は「オッサンのための東京アイドルフェスティバル」みたいな日でしたよ。
これで1977年のキャンディーズ解散コンサートとかあれば完璧でしたねぇ。
by AWAchampion
| 2020-10-03 23:56
| テレビ
|
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