2020年 10月 28日
最近見た映画をさっとご紹介 2020年10月 その1
さて最近見た映画を短評で書いてみます
ちなみに10月15日に見た「去年、マリエンバードで」は以前書きましたので
そのあとのものを‥
◆「星の子」
5歳にデビュー以来天才子役の名をほしいままにする芦田愛菜さんが
16歳になり、彼女自身が選んだのが芥川賞受賞作品「星の子」
ストーリーは、生まれた時に未熟児で激しい発疹があり
生命も危ぶまれたちーちゃんは、ご両親が人から勧められた
とある新興宗教の水をかけたところ、徐々に良くなっていった。
そのことから両親はどっぷりと新興宗教にハマり
ちーちゃんは、幼い時からその教えを当たり前のように信じていた。
が、中学生になり彼女に自我が芽生え始めると
そのからくりも見えてくる。そのなかで両親を愛するがゆえに
新興宗教も信じるのか?…葛藤が生まれていく…
というお話です。
多分原作通りに、かなり行間を読ませる演出の中で
芦田愛菜さんは、未来の大女優として堂々とした演技でした。
が、映画全体としては芦田さんに気を使いすぎたかなぁ…
もう少し原作に書かれていないところとか、学校の人間関係とか
ノイズと思われるディテールも詰めていかないと
さすがにスカスカで薄味すぎるなぁ・・・。と
同業者としては思いました
◆「映像研には手を出すな」
乃木坂46のエース 齋藤飛鳥さんと
3期生の山下美月さん、梅澤美波さんが主演のコメディ映画。
同世代のディレクターさんの、Eさんが乃木坂にハマって
激推しなので見に行きました。
ストーリーはアニメを作りたいが、絶望的に人見知りの主人公の
女子高生の前に、カリスマ女子高生モデルだけどアニメーターになりたい子と
絵は描けないけどプロデュース能力にたけた子が集まってきて
学校の中で「映像研」というクラブを立ち上げて大騒動を起こすという
物語です。
まあ物語自体がオタク文化のパロディになっていて
映画の中でもなぜか黒沢映画の「羅生門」だの「七人の侍」
それにやくざ映画の「仁義なき戦い」などが
ドンドコパロディシーンとして出てきて、若い役者さんや乃木坂ちゃんが
元ネタを知ってるのかどうか知りませんが、必死にやってるという、
まあ2時間のエンタメとしては楽しかったです。
乃木坂ちゃんは3人とも20そこそこですが、数万人の前で
踊ったり歌ったりという事に馴れているせいか、非常に堂々としていて
魅力的に描かれていました。
なんか長くなりました まだまだあるのですが
別日に書きます
話題の映画も見たんですけど書ききれないですね…。
by AWAchampion
| 2020-10-28 01:19
| 映画・演劇など
|
Comments(0)