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天真みちる「こう見えて私タカラジェンヌです:を読みました

忙しい日々を過ごしておりますが、最近電子書籍にハマっていて
そこで 元タカラジェンヌの天真みちるさんが書いた
「こう見えて私タカラジェンヌです」を
読みました。

これは、宝塚に入団後2年目ぐらいから、とにかくオジサンとか酔っ払いなど
癖の強い役ばかりやってこられた男役だった著者が
「いかにバイプレーヤーに行きついたか?」というエッセイです。

基本的には「宝塚歌劇団 面白裏話」なんだろうなぁ…と期待して読みましたし
そういう要素も強いのですが、
実は あまり他の書籍で触れられない、
宝塚の演出家と俳優との実践的対話集の要素が
強くて、期待したよりもずっと面白かったです。

確かにあのスミレの園の中で、おじさん役一筋・・・となると
そこには 演出家との対話は欠かせませんよね?
小池修一郎さんはもちろん、植田景子さんや小柳さん、
生田さん、原田さん、谷さん、太田さん
さらにはなんと植田紳爾さんと、若手からベテランまでお芝居系の演出家さんが
たくさん出てきます。

それぞれの演出手法もちょっとずつ違って、当たり前ですが宝塚歌劇団が
演劇の劇団だという事を思い出させてくれます。

ちょっと残念なのは岡田敬二の名前も出てこないかな?と
見てみたのですが、どうやら彼女はキャリアの中で
一度も父とお仕事したことないらしく
出てきませんでした。まあそりゃ仕方ない。

by AWAchampion | 2021-05-13 09:41 | 書籍・マンガなど | Comments(0)