2021年 05月 13日
天真みちる「こう見えて私タカラジェンヌです:を読みました
そこで 元タカラジェンヌの天真みちるさんが書いた
「こう見えて私タカラジェンヌです」を
読みました。
これは、宝塚に入団後2年目ぐらいから、とにかくオジサンとか酔っ払いなど
癖の強い役ばかりやってこられた男役だった著者が
「いかにバイプレーヤーに行きついたか?」というエッセイです。
基本的には「宝塚歌劇団 面白裏話」なんだろうなぁ…と期待して読みましたし
そういう要素も強いのですが、
実は あまり他の書籍で触れられない、
宝塚の演出家と俳優との実践的対話集の要素が
強くて、期待したよりもずっと面白かったです。
確かにあのスミレの園の中で、おじさん役一筋・・・となると
そこには 演出家との対話は欠かせませんよね?
小池修一郎さんはもちろん、植田景子さんや小柳さん、
生田さん、原田さん、谷さん、太田さん
さらにはなんと植田紳爾さんと、若手からベテランまでお芝居系の演出家さんが
たくさん出てきます。
それぞれの演出手法もちょっとずつ違って、当たり前ですが宝塚歌劇団が
演劇の劇団だという事を思い出させてくれます。
ちょっと残念なのは岡田敬二の名前も出てこないかな?と
見てみたのですが、どうやら彼女はキャリアの中で
一度も父とお仕事したことないらしく
出てきませんでした。まあそりゃ仕方ない。
by AWAchampion
| 2021-05-13 09:41
| 書籍・マンガなど
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