2021年 09月 26日
NHKと民放の文化の違い
すると、特にNHKと民放では色んな文化の違いがあることに気が付きます。
これは実は理由があるのです
NHKは元々ラジオ局からテレビの試験放送を経てテレビ局になりました。
民放局はもとからテレビ局として立ち上がったところが多く
その場合は多くは映画界などを手本としました。
そこで色んな事が違ってきています
一番有名なのは、収録メディアが違っていたという事です。
15年ほど前まで民放各局・・・というか世界のテレビ局の8割の放送機器はSONYが占めていました。
なのでテープも、編集機もソニーというのが 少なくとも15年前まではスタンダードでした。
ですから デジタルベーターカムという、ソニーのベータ―マックスを基本とした
テープ収録でした。
ただNHKは不偏不党の局なのでSONYとPanasonicや日立、東芝など
いろんなほかの巨大電機メーカーの機器も入っていました。
特にテープは Panasonicが開発したD5というテープで、これはNHKしか使っていない
規格でした。
先日40代半ばぐらいのNHK局員のカメラマンさんとその話になり
お互い「全然違ったんだねぇ」とため息をつきあいました。
その後NHKは10年ほど前からいち早く XD-camというディスクシステムに
移行。遅れて民放も3年ぐらい前からそのシステムに移行しています。
そこで今ではほぼ同じメディアを使っていると言っても良いでしょう。
他に有名なのは編集を始める時間ですね
民放は10時 NHKは9時です。なので私はNHKで仕事をすると編集の一日目は
大体めっちゃ怒られます。デモねぇ…文化が違うんだもの…。
という話を友人にしたら
色々出てきました
例えば よく情報番組で持つフリップと呼ばれる
情報を書いた厚紙がありますが、NHKでは「パターン」と呼ぶとか
20年前までの話ですが
スタジオのカメラの名前の付け方は
民放は 左から1・2・3カメと呼びますが
NHKは 右からA・B・Cカメだった・・・とか
へ~~~と思う事がたくさん出てきます。
不思議なものですねぇ…。
by AWAchampion
| 2021-09-26 23:58
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