2022年 05月 14日
立川志らく師匠が笑点に!
え?
何がって?
いやね、5月15日(日)の笑点に 立川志らく師匠が出るんですって!
これは大事件ですよ!
ご存じの方はご存じかと思いますが
笑点はもともと立川談志師匠が作った番組です。
ですが、その愛弟子である志らく師匠は30代そこそこの頃
25年ほど前ですね、ご自分の著書「全身落語家読本」の中で
笑点と言う番組や「大喜利こそが落語家の仕事」だと思っている視聴者。
そしていそいそと笑点に出て胡坐をかいている落語家たちに対して
もうそれはそれは 全否定!ケチョンケチョンに批判していたんです。
だから、最も笑点から遠い落語家として知られていました。
さらに言うと 一時期 落語協会とか落語芸術協会から目の敵にされて
いたんです。
その志らく師匠が笑点に出るんですよ!
これは落語を知っている人にとっては ベルリンの壁崩壊!
爆笑問題が「ダウンタウンDX」にでるようなもんです。
これはね、実は私も個人的な思い出があります。
2007年ごろだったでしょうか?
街散歩番組で「立川志らくが新宿を歩く」と言う番組を演出したことがあります。
私はそこで、上記の因縁をちゃんと知っていながら、知らないふりして
落語芸術協会や落語協会の落語家さんのホームグラウンド 新宿・末廣亭の前に
連れて行った事があります。
だってその方が面白いんだもの…。
志らく師匠が末廣亭の前で散歩してるって超レアだったんだもの…
(ちなみに彼がちゃんと末廣亭に出たのは、それから13年後の
神田伯山襲名披露が初めてですから…多分)
その時の志らく師匠は私に「あんたは知らないのかもしれないが、ワタシはね、
色々とボロクソ笑点批判しちゃったもんだから、こんなところで、うろうろしてると
殴られちゃうんだよ」と言っていました。
それなのに・・・
その後、末廣亭の席亭の娘さんがやってらっしゃる喫茶店「楽屋」に志らく師匠を
連れて行って、食レポしてもらいました。
もちろん幕間に芸人さん、落語家さんがメチャクチャ集まる店です。
志らく師匠は「ええええっ!」って言いながらも
一応「ここのコーヒーは味わい深い、ロールケーキはうまい」って
やってくれましたよ。
そしたら、そこに落語芸術協会の手品師の方がいらして、
マジで一触即発になりました。
志らく師匠は当時は今ほどメディアには出ていませんが
立川流では極端な話 前座の時から大人気、
そのころは今よりもさらに天才落語家と言われてましたが
あの見た目で15年前ですから、なんか若手に見えるんですよね。
だから手品師さんは「おい小僧」みたいな感じだし
志らく師匠は「俺は天才志らくだ」と思ってるからカチンときてるしで
それはそれは ピリピリしていました。
イヤほんとすみません。
それから15年。
こんな日が来るなんてねぇ…。
明日は楽しみに見ます。
by AWAchampion
| 2022-05-14 23:36
| テレビ
|
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