ホントに死にそうだった１０月２４日～１０月３０日

本当に忙しかった数週間の

「テレビディレクターの過激な１週間」です。

これほんとにリアルな感情ですよ…。いや～マジつらかった。

１０月２４日　朝１０時から「アーティゾン美術館」の第一次編集。

　　　　　　　１５時までいたあと、赤坂の編集所に移って別の番組のMA。直しで朝５時まで。

　　　　　　　しかもなんと、この日のＭＡで「撮り直し」シーンが決定。わはははは。

　　　　　　　ＮＨＫさんすげぇな。妥協しない姿勢はすごいなぁ・・・。

　　　　　　　電話でとある企業のVPの台本を書く仕事が入ってくる。

１０月２５日　朝１０時から六本木で「アーティゾン美術館」の編集。

　　　　　　　そして裏では新橋で「明日海りおのアトリエ」

　　　　　　　編集が動いている。さらにそろそろ映画音楽系の編集がガンガン入ってくる

　　　　　　　死ぬのでは？　そしてほとんど途中から関われなくなっていたNHKの美術番組の件で

　　　　　　　「いい加減にしろ！」と電話があり、翌朝９時からお会いすることに。

１０月２６日　西麻布の編集室に朝９時から　美術番組のディレクターさんに

　　　　　　　来ていただき２時間打合せ＆編集。怒ってらしたがそりゃそうだ。

　　　　　　　スケジュール破綻してるのに仕事を受けた私が悪い。

　　　　　　　その後、その編集室でそのまま別番組の編集。

　　　　　　　翌日が「明日海りおのアトリエ」の編集だと思っていたら、

　　　　　　　「いや違いますよ、明後日ですよ」と

　　　　　　　連絡。え！それじゃダブルブッキングだ！

　　　　　　　幸い＃５をつないでいる新人DのKさんが

　　　　　　「じゃあ私がそこの面倒見ます」と言ってくれた。

　　　　　　　ありがたい！

　　　　　　　ついでに送ってもらった「明日海りお」＃５の動画をチェックして

　　　　　　　色々尺が変わるような直しをお願いする。

　　　　　　　・・・恩を仇で返すような、俺ってひどい人や。ごめんねKさん。

　　　　　　　でも＃５は彼女のディレクターデビューとしていい感じに仕上がっていると思う。

　　　　　　　乞うご期待。

１０月２７日　ほんとは「明日海りお」＃６の編集だと思っていたけど違った日。

　　　　　　　新橋の制作会社に私の編集データが入ったHDDを預けに行く。

　　　　　　　そのまま映画音楽系の動画の受け取りのために渋谷近辺へ。

　　　　　　　受け取って自宅で映画音楽の編集。２０本近くあるのにまだ、６本ぐらいしか

　　　　　　　できていない。

　　　　　　　さらに「世界文化賞」の編集もある。英語で話す方のインタビューは大丈夫だが

　　　　　　　イタリア語はちんぷんかんぷん。でも最近はすごい、

　　　　　　 編集ソフトpremiere　pro２０２２には、

　　　　　　　動画でインタビューしたものを文字に起こす

　　　　　　　機能がついているし、ネットのGoogle翻訳と合わせると、何となくおぼろげに

　　　　　　　イタリア語の意味が分かる。しかし芸術家のインタビューなので意味は分かったが

　　　　　　　内容は意味不明…。困った。

　　　　　　　夜７時から　ズームでＮＨＫの番組のリテイク。

　　　　　　　いや～これ今日編集だったら、それはそれでけっこうやばかったな…。

１０月２８日　この日は朝８時半に川崎市にある人形劇団ひとみ座で「アーティゾン美術館」の

　　　　　　　中で使う人形劇シーンの撮影。私が演出をする番組なんだから人形劇は

　　　　　　　無理やりでも使う。パリ・オペラ座の歴史を分かりやすく紹介します。

　　　　　　　スポンサーの方にも来ていただいたが、本当に喜んでくださる。

　　　　　　　さらに技術さんも意気に感じて照明など頑張ってくださって、手ごたえが大きい。

　　　　　　　１５年来の友人で　いまやひとみ座社長の友松さんには頭が上がらない。

　　　　　　　私の夢の一つは　ひとみ座さんたちと一緒にキッズミュージカル映画を

　　　　　　　撮りたいと思っている‥。

　　　　　　　人形劇の撮影は意外に大変。夜７時頃までかかる。

　　　　　　　急いで新橋に行き、裏で１０時から編集してくれていた

　　　　　　「明日海りおのアトリエ」＃６の確認に行く。

　　　　　　　この回は明日海さんの「センチメンタルな旅路」が最も色濃く出た回で

　　　　　　　我ながら良い出来だと思う回だから、気合も入る。

　　　　　　　ファンの方も、かなり期待していただいて良いと思います。

　　　　　　　チェックしてちょっと直したあと、＃５の直し部分も確認。

　　　　　　　Ｋさん、いろいろありがとう。編集室を出ると夜１０時半。おなかすいた…。

１０月２９日　今何曜日だ？ああ・・・土曜日か。

　　　　　　　とにかく朝から「世界文化賞」の編集。「明日海りお」＃７と８も

　　　　　　　ある。昨日撮った「アーティゾン美術館」の人形劇パートもある。

　　　　　　　映画音楽系の編集もたっぷりある。

　　　　　　　何から手を付けていいのかわからない・・

　　　　　　　と考える暇もなく働き続ける。

　　　　　　　家から一歩も出られない。朝昼晩全部Uber EATS

１０月３０日　この日も同じ。特に本当は明日が「明日海りお」＃７の編集のはずだったが

　　　　　　　そんなの絶対無理だから、アシスタントプロデューサーの

　　　　　　　Ｏさんに無理言いまくって少し先に延ばしてもらう。

　　　　　　　ごめんね。でもほんとに無理なんだよ…。

　　　　　　　そしてとある企業のＶＰの台本の締め切りが実は明日の朝。

　　　　　　　とにかく息を止めて全力で走り切るような感じで、自宅で仕事をしまくる。

　　　　　　　食事もいつどうやって食べたのかわからない。今日は何日だ？

　　　　　　　明日はどこで何をしているんだ？１週間後には

　　　　　　　「アーティゾン美術館」の大本番が‥。最終的なロケ台本書かなきゃ！

　　　　　　　その翌日には映画音楽系の番組のリハがあって、そこまでには映画が全部つながって

　　　　　　　いなくちゃいけない。本来この番組１本で徹夜続きな分量がある。

　　　　　　　「明日海りお」も２本つないで、

　　　　　　　一刻も早くhuluさんたちに見ていただかないといけない。

　　　　　　　この番組は撮影した素材をもう一回じっくり見つめなおして

　　　　　　　明日海さんの魅力や思いをかなり丁寧に紡ぎなおさなきゃ

　　　　　　　いけないので、超早くつないでも２本で５日かかる…。

　　　　　　　どうするんだ？

　　　　　　　そしてＮＨＫの文化番組で色々漏れがあるらしく、

　　　　　　　めっちゃ怒られるメールが来る。

　　　　　　　ああ・・息ができない…。

いや、ほんとよく生きていましたよ…。

マジどうなるのかと思いました。

これは「仕事がたくさんあっていいねぇ」っていうんじゃなくて

ホントに「スケジュール管理を間違うとこういうことになる」という悪例です。