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最近見た映画をまとめてご紹介(その1)

最近まとめて映画を見てますよ!
駆け足でざっと紹介します

◆1「シン・仮面ライダー」
エヴァンゲリオンでおなじみ庵野秀明監督の「シン」シリーズ最新作は
仮面ライダーです。
この作品は「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」でコンビを組んだ
樋口監督とは一緒ではなく、庵野監督単独の監督クレジットになっています。



もう2年ぐらい前から予告が出ていて、それがテレビ版「仮面ライダー」1号の
OPのそっくりのもので 期待しましたよねぇ…。

この作品は色々原点回帰で
●石ノ森章太郎さん原作の「異形としての改造人間」
●テレビシリーズ当初の スーツアクターと主役が一緒の人物
 (これは 1号ライダー藤岡弘さんがバイクで大怪我をしたために
  その後は無くなったのですが、今回は復活させました)
という事を試みていると報じられ、さらに気分を掻き立てます。

で、私が見る前にNHKで例のドキュメンタリーが放送されました。
そこでは 庵野監督が何度も何度もアクション監督に対して
「振付けされた殺陣ではダメだ!ライダーを殺す殺気が無い!」と
ダメ出しをし続け、主演の池松壮亮さんも「どうせまた撮りなおしでしょ」
と吐き捨てるなど現場の雰囲気を最悪にさせまくる姿が描かれていました。
「じゃあこうしてほしい」みたいなことは一切なく、ただダメを出し続ける
感じ・・・?

で、相当ネットも荒れた結果 大ヒットとまでは行かない結果になりましたよね?

私はこの映画をもうかなり公開後期に見ました。

いい面でいうと。
『いい意味で、私たちがやっていた80年代~90年代 8mm自主映画っぽい
作品で、ライダーに改造されてしまった人たちの、人間が見える
ストーリーはグッときました』

悪い面でいうと
『猪木信者の私は、庵野監督が言う「殺す気でライダーを襲え!」という
 話はすごく腑に落ちるけど、基本線は歌舞伎の殺陣みたいな形式美に乗っかっても
 良かったかな?』

ですね・・・。

あと大きな印象としては
この仮面ライダーが初期に作られたのは 東映東京撮影所(大泉)でした。
ここでは当時東映は実録やくざ映画の併演上映として
「修羅雪姫」「女囚さそり」「赤い手錠 0課の女」などの
女性アクションものをとてもたくさん製造していました。

その匂いがものすごくする作品でしたね。庵野監督は私よりも
ずっとずっと映画マニアですから、意識していたと思います
緑川ルリ子役の浜辺美波さんは、まんま梶芽衣子スタイルでしたからね。
印象的なトンネルの中のシーンも、あれは「女囚さそり」の
地下水路のシーンのオマージュですよね?



by AWAchampion | 2023-06-10 14:00 | 映画・演劇など | Comments(0)