2024年 02月 06日
2月もエンタメ見てます「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」
2月に入ってもエンタメ見てます。
この前は 新橋演舞場でのスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の
初日を見てきました。
中村隼人さんと市川團子さんのダブルキャストですが
私は市川團子さんの初日を見てきました。
ご存じの通り市川團子さんは、香川照之さんの息子さんであり
3代目猿之助さん(猿翁さん)の孫であります。
いわば澤瀉屋の忘れ形見であり、今年で二十歳。
祖父が作って、46歳で初演した「ヤマトタケル」の役を務めました。
そりゃ見るでしょ!
20歳ぐらいの團子さんの躍動感あふれる演技でぴったりだと思いました。
思っている10倍良かったです。
また、ヒロイン役の中村米吉さんが発声からなにから、どう見ても女性。
なんというか 白城あやかさんみたいな「宝塚の偉い娘役」を見ているような
気にさせるような演技でビックリしました。
見ていると本当に歌舞伎のケレン味を生かした演出で
歌舞伎というよりもむしろグランドミュージカルとか、宝塚歌劇団の芝居に
似ているなぁ・・・と思いました。
私は資料でしか見ていませんが、白井鐵造先生の「虞美人」とか
こんな感じだったんじゃないかな?と思いました。
また、初演が1986年だそうです。
80年代は世界的に、「新しいグランドミュージカル」が生まれて来た時代です。
特に81年に「キャッツ」で、冒頭から客席を180度回して世界を驚かせた
演出家トレバー・ナンは、もともとロイヤル・シェークスピアカンパニーの
演出家でした。
同じく17世紀に隆盛を迎えた歌舞伎の担い手である 3代目の猿之助さんが
グランド・ミュージカルっぽい歌舞伎を作ったというのは
なにか時代の風のシンクロニシティを感じるなぁ・・・と思ってみてました。
トレバー・ナンがその後1985年に「レ・ミゼラブル」を作ることになるわけ
ですが、朝倉摂さんの舞台セットにもそういうグランドミュージカルならではの
暗転を極力少なくしてシームレスに話が進んでいく感じが、回り舞台などを
使って表現されていました。
そうなると、いつの日か20歳の市川團子さんが、ジャン・バルジャンを
演じる日が来ても良いんじゃないかな?と思いましたね・
ストーリー自体が 父の帝の愛を受けられない王子が、熊襲や蝦夷を討伐して
無理難題をこなしながら親の愛を求めていく・・・という話です。
今回その帝を香川照之さん(市川中車さん)が演じていまして
つまり帝とヤマトタケルの父子を、そのまま実際の父子が演じるという
ところもグッときましたね。
カーテンコールで二人は和解するのですが、万雷の拍手でした。
澤瀉屋さんのお芝居は、「新水滸伝」「空ヲ刻ム者」をはじめいろいろ見ましたが
正直ダントツで良かったです。
by AWAchampion
| 2024-02-06 16:25
| 映画・演劇など
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