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最近ふと思ったJ-POPの音響事情

先日渋谷の街を歩いていたら、乃木坂46さんの新曲が流れてきました。
そこでふと思った事があって、自宅に帰って改めてヘッドホンで聞いてみました。
すると以下の事に気が付きました。

レコーディングされた曲はMIXという段階で音響設計が出来ます。
ステレオのように左右に振り分けるだけではなく、前後の距離も
付けられますし、
聞く人の目の前に バンドがいるとして、180度のどの位置から
どの音が聞こえてくるのか?というのを結構しっかり設計することが
出来るんです。

で、昔の歌謡曲は当然ボーカルがドカンと前の真ん中にいて
文字通り「バックバンド」ですから楽器は後ろから聞こえてくるMIXだったわけです。

ところが乃木坂さんの曲は ボーカルが聞く人からずいぶん離れた位置から
合唱曲みたいに聞こえるMIXにしてあることに気が付いたんです。
で、他に日向坂の「キュン」とか、櫻坂の新曲を聞いてみたら
櫻坂は最初だけメインボーカルの子の声が意図的に前に出してありますが
曲の途中からはずっと後ろから聞こえる感じ。日向坂は乃木坂と同じMIXでした。

これはどうやら最近のJ-POPの流行りのようで、他にもAKBやらハロプロ
ジャニーズなども聞いてみたのですが、大体やっぱり結構ボーカルが奥から
フワっと、楽器と同じようなレベルで聞こえてくるのが多いんですよね。

AKBは、彼女たちのデビュー曲「会いたかった」はまだそういうトレンドじゃなかったのか?
結構声もバラバラな少女たちの声が真ん中に建てたボーカルマイクから聞こえてくる
感じなんですが、「恋するフォーチュンクッキー」の頃にはもう、例の奥から聞こえる
合唱MIXになっていました。

ハロープロジェクトも似たような感じなのですが、1999年の「LOVEマシーン」は
ちゃんと前の真ん中から聞こえてくるんですよね…。
それから数年後の「恋愛レボリューション21」は今の合唱MIXっぽいので
2000年をまたぐあたりで、そういう流行りが少なくとも日本のレコード会社では
起こったんでしょうね。

ちなみに、じゃあK-POPはどうか?とBTSとかTWICEを聞いてみると
日本のアーチストのレベルじゃなく、ガツン!と目の前にあるボーカルマイクでシャウトしている
ぐらいしっかり聞こえるMIXになっていました。
ついでにブルーノ・マーズも聞いてみたら、やっぱりそういう感じ…。

となると合唱曲っぽく、ボーカルと楽器を馴染ませるMIXって
やはりJ-POP独自の流行りっぽいですね?
確かにボーカルがガンと聞こえるのは21世紀的には野暮ったいのかもしれませんが
でも、そっちの方が人間味があっていいと思うんですけどねぇ・・・

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合唱曲っぽいのは、もしかしたらグループアイドルだから仕方ないのかも?
と思って、他の曲も聞いてみたんですが
一番わかりやすいのは米津玄師さんの「LEMON」と星野源さんの「恋」とか
サカナクションの「新宝島」を
聞き比べてみるとボーカルが聞こえてくる位置の違いが分かると思います。

米津さんはかなり意図的にボーカルを前&真ん中に出していて
星野さんは楽器と同じ位置にボーカルを置いて広がりを作っているのが分かるかと思います。
で、流行りは後者なんだろうなぁっていうことを言いたかったんです。



by AWAchampion | 2024-03-24 23:14 | テレビ | Comments(0)