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3月中旬の テレビディレクターの過激な1週間です

さてさてさて、なんだか気候が落ち着きませんね…。
私は花粉症は大丈夫なんですが、今年も始まったようですね。

では、3月中旬の「テレビディレクターの過激な1週間」行ってみます

3月17日(月) 
今編集をやっている大河ドラマ「べらぼう・ファンミーティング」用の動画も
今日中に大体仕上げて、色々な人のチェックを受けないといけない。朝の時点で
8本のうち4本OK出ているが・・・?という事態で大変だったが、
まず直近のチェックを受けている、制作統括のI氏の修正指示が非常に的確で
なんとか夜中までにあと4本目途がつく。

3月18日(火)
朝方最後の動画をチェックに回す。その後ちょっとずつ修正が来るが
劇的に大変なものはなさそう…というか、私のところに来る前に
色々戦いがあったような感じ…。
下請けである我々的には非常にありがたい。何とか修正を終える。

3月19日(水)
テロップ原稿やナレーション原稿などを整理する。
今回ドラマのダイジェストだから、最初は全然テロップを入れるつもりが無かったが
やっぱりイベントに来た人々に楽しんでもらうためには、色々映像も遊んだ
方が良いということで、気が付いたら結構な分量になる…。

3月20日(木)
朝から渋谷公園通りにある編集所で、本編集。色合いを調整して、テロップを入れる。
制作会社の場合は1日押さえることが基本だが、NHKは皆様の受信料から
成り立っているので 時間がメチャクチャ厳しい。今回も6時間限定。
ほぼギリギリの見込みなので、急ぐ。
途中この日は祝日にもかかわらず、もう一人の製作統括のM氏や演出のS氏も
編集所に立ち寄り、にぎやかになる。
自宅に戻り ちょっと寝た後、翌日のMAに向けて音効さんに指示書を作って
送ったら朝3時。しかし作業時間がないので、非常識だとは思うが
「メール送りましたよ」とショートメールをこの時間に打つ。すみません…。

3月21日(金)
14時から、NHKで最終の制作会議。実はAD的な人が今回全くいないので
気が付いたら紅白の演出をやられたこともある制作統括I氏が、リハで代役を
する役になっていた。ワハハハハ。めっちゃ豪華!
実はそういう事は今よくあって、50代の人はバリバリ働いている。
その後いったん解散。渋谷のコワーキングスペースで3時間ほど仕事をして
19時からナレーション撮り等を行う。
昨日夜なかにメールを鳴らしたこともあり、音効H氏からはちゃんと届いていた。
MAのオペレーターA氏が非常に優秀な方で、てきぱきと進む。
ナレーション撮りも、かなり有名なナレーターさんだったのでプロの緊張感の
中で出来て良かった。
帰って夜中24時に全員に今日の上りを送る。

3月22日(土)
NHKのお仕事なので、この日は丸々お休み!
別のプロジェクトの台本を直す日に当てる。思いのほか進んで良かった。

3月23日(日)
午前10時半に原宿からNHKホールへ行こうとすると
女性だけのマラソンをやっていた。皆さん元気。日本は大丈夫ですな。
で、中に入って色々セッティング開始。
すっかりベテランになった舞台監督のKさんとちょっと情報交換。
NHKホールの副調整室には今回初めて入る。ここが紅白などの指令室。
なるほど~~働きやすく出来ている。

私の役目はイベント中に背景に出てくる写真や動画をタイミングよく
順番に出す係。と、同時にタイムキーパーさんの代わりにタイムも読む。
結構オッサンディレクターとしては忙しい。

演出を務めるSさんとは、10年ほど前から色々この手のフィルムコンサート
的な事をやっているが、10年前に小学4年生だった彼の息子さんとまた会うと
すっかり大学生になっていた。「お父さんの仕事を継ぐの?」と聞くと
いや?と言っていたが、そういう人ほど継ぐ羽目になりますぞ(笑)

で、リハやらなにやら色々あって、本番を迎えたのだが
初っ端のVTRの出を間違える。ワハハハハ、ダメだこりゃ…。
だが、その後は何事もなく無事に終える。
「べらぼう」は割と大人向けの作品だと思うが、広い年齢層に愛されているのを見て
感心する。

 

by AWAchampion | 2025-04-02 11:24 | テレビディレクターの過激な1週間 | Comments(0)