2025年 04月 16日
ミュージカル映画「実写版 白雪姫」を見ました
ウォルト・ディズニーが最初に作ったのは
アニメ「白雪姫」だったそうです。この映画を
神様手塚治虫先生も何度も何度も見たそうです。
時は流れ、その実写版映画を作ることになりました。
「実写版 白雪姫」です。
ただ、ディズニーは10年ほど前から人種や性的趣向の
多様性を最も重んじる映画会社になりました。
その代表作が「実写版 リトル・マーメイド」で
人魚姫が黒人、王子様がカリビアンの中にいるなぜか白人の若い男性
という構図でした。
「実写版 美女と野獣」にも女装した村人みたいな描写が出てきますよね?
特にディズニーは「ディズニープリンセスを白人に固定しない」という
政策なんだそうです。
そこで今回の白雪姫は、リメイク版「ウエストサイドストーリー」で
マリアを演じた ヒスパニックにルーツがあるレイチェル・ゼグラーが演じました。
(父がポーランド、母がコロンビアだそうです)
なのでグリム童話では「雪のように白い少女=スノーホワイト=白雪姫」でしたが
この映画では「吹雪の夜に産まれた子供=白雪姫」と改変されていました。
で、このゼグラーさん、マリアの時はそうでもなかったのですが、
結構政治的発言が過激な人らしいんです。
まず言ったのが「アニメ版白雪姫は変なストーリーだ。王子様って
ストーカーみたいね?そんな人のキスで目覚めるって何それ(嘲笑)」
これで原作ファンを一気に敵に回しました。
そして「パレスチナを開放せよ!」とSNSで主張。
まあこれは別に日本人としてはそうですか・・・ぐらいですが
なにせユダヤ人が牛耳っているアメリカ映画界です。
しかも悪いことに、悪い魔女役の女優さんがイスラエル人の白人で
美人で、しかもイスラエル軍にいたことがあるアクション女優さん
だったのです。
つまり共演者に大喧嘩を吹っかけてる事になりますよね?
さらに「白雪姫が王子様のキスで目覚めるだけのストーリーは変だ。
白雪姫が人民を率いて王女を倒すストーリーにしろ!」とか言い出して
ストーリーの改変やら、撮り直しをさせたりして
とにかくメチャクチャ揉めたそうです・・・。
そんなこともあって、この映画の予告編がアメリカで公開された時
好評価5000程度に対して 悪評価10万みたいな
大惨事になりました。
事故った映画マニアの私としては、
大揉めしている「実写版白雪姫」は見ないわけに
いかないですね。
「北京原人」も「怪獣のあとしまつ」も封切で見ているのだから。
張り切って見て来ました。
白雪姫って結構牧歌的な話だと思うのですが、それが、善良な王の娘が、
継母に乗っ取られた王国を民衆の支持を受けて取り戻す…。という話になっていました。
これはこれで割とよくあるパターンだとは思いますが、脚本家が、15ページに一回ぐらい
「あ、ヤベッ!これ白雪姫だった」と思い出して、無理やり辻褄を合わせようとしてる映画でした。
無理やり「白雪姫」っぽくしているところが、ことごとく上手くハマっていなくて、
ちぐはぐになっている印象でした。
でも衣装とかセットデザインとか、楽曲なんかはディズニーなのでちゃんとしています。
それだけに、「それなら『実写版白雪姫』とか言わないで、『ウィキッド』みたいに
別のタイトルをつければ良かったのに」と思いましたね。
by AWAchampion
| 2025-04-16 12:57
| 映画・演劇など
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