カテゴリ:映画・演劇など( 135 )

いやぁ・・・スゴイ

え?

何がって?

それは・・・

今話題沸騰の

インド映画「バーフバリ 王の凱旋」ですよ!!


いやぁもうねぇ、
一言で言うなら「マッドマックス4」と「ゴッドファーザー1&2」と
「ウエストサイド物語」と「少林寺木人拳」と「ベンハー」と「13人の刺客」を
足して割らずにカレーぶっかけたみたいな スゴイ映画でしたよ!

新宿で見たのですが 満員札止め!
2時間40分の上映時間後 戸惑いの後にバカ負けした拍手が起きるほど
何と言っていいか分からない映画でしたよ!

以下ネタバレはしますけど、文字で見てもダメダメ!
是非機会があればご覧下さい

この映画は 行って見て知ったのですが続編です。
まず こういう5分間の「前作のあらすじ」がつきます

で、そのままのテンションで本作になだれ込んでいきます。

この物語は いきなり回想シーンから始まります
偉大な王の息子二人の王争いで 次男バーフバリがとても優れているのです。
で、兄は嫉妬している・・・。
そんなバーフバリは 前作で蛮族を滅ぼし「次期王位を約束された状態」で
万国漫遊の旅に出て、そこで 小国の文武両道のお姫様(絶世の美女)に恋をします。

そこで身分を隠して王女に近づき 次第に恋に落ちるように仕向けます。
そんななか、兄はバーフバリと恋に落ちている王女を知り、横恋慕。
しかし気の強い王女は兄の誘いを断ります。

そこで大軍をしむけられるのですが、身分を隠していたバーフバリが
獅子奮迅の活躍で王女を救出!
晴れて身分を明かし二人は結ばれ、国へ帰ります

しかし嫉妬に狂う兄の謀略により バーフバリは王宮を追われます。
兄はそのまま暴君に、バーフバリは民衆の中で「真の王」とあがめられるようになりますが
やがて最も信頼していた部下に刺されて死にます

王女のお腹の中にはバーフバリの息子が・・・

バーフバリの息子も暴君と化した王に殺されそうになりますが
何とか人々の手で逃がされます・・・

と言うところまで、前作で語られなかった「父バーブバリ死の真相」が2時間40分の内
1時間50分までが回想シーンとして語られます。

で、いきなり 25年後 子バーフバリが暴君の限りを尽くす叔父の待つ
王宮へ攻め込んで行きます

こんな感じ

で、めでたく父の敵を討つという物語です

そんな親子2代に渡る複雑な物語が、メチャクチャなバトルシーンと
特濃なミュージカルシーンで彩られるワケですから
まあ スゴイ。これ見て下さい!

これは父バーフバリが 次期王位にふさわしい人だと
称えられる前半のシーンで、別に予告編的に編集しているシーンではなく
このまま、こういうシーンなんです。
要は「父バーフバリは国母の信頼を得て 素晴らしい王子である」って
事をナレーション代わりに歌で綴り、ナレーションベースが
ミュージカル的編集でこんなことになっちゃってるわけです。
で、こういうテンションがとにかく全篇にわたって続くのです。
まぁどえらいことになってます。

良く、「コマーシャル出身の映画監督は 格好いい画ばかりを作りたがって
ストーリーを進められない」みたいなことを言いますが
この映画はとにかく格好いい画のオンパレード、スローモーション多用しまくり!
わびさび?なにそれ?貧乏くせぇ!
みたいな思想に貫かれた演出が続きます。

いやはや、映画として良いかどうか?とかそんなの関係無く
映画曼荼羅みたいなめくるめく映像体験です!
ベンハーとかああいう大スペクタクルの、スーパーアクションシーンだけをつなげた
みたいな映画!
とにかくまあ 最近元気のない人は是非見て観て下さい

いやぁ・・・アキ・カウリスマキみたいな ミニマリスト映画人もいれば
こういう全部入り特盛り映画もあるんですねぇ





by AWAchampion | 2018-02-01 02:21 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

「パディントン2」

続いて イギリス映画「パディントン2」を見ました
これは 絵本でお馴染み「パディントン」の映画化なんですが
やたらと評判が良いので 楽しみに見てみました


いやいやいや
素敵な映画でした

まずそもそも CGのクオリティが最早とんでもない。
クマですよ。ちゃんと。
もうぎこちなさとか全くありません。クマがマジでいますよ!

そして子供映画としてのイメージもとても素晴らしいです
ロンドンの名所を描いた飛び出す絵本の中を旅するイメージ
間違っていれられた刑務所の中で ケーキを作るイメージ
移動遊園地のイメージ
そしてエンディングについている ヒュー・グラントのミュージカルシーン

全てが本当にイギリス映画らしい品の良さに彩られた
素敵な映画でした

そしてもちろんヒュー・グラントを初めとする人間たちも素晴らしい
いやはや、子供映画も本当に凄いところまで来ました

それから お話の舞台になる ロンドン・ポートベローは私が
1994年~1996年までの2年半住んでいた
ホランドパークのお隣町で
週末になると必ず散歩がてら遊びに行っていた町です
ですから、もの凄く胸にしみましたね

この映画は風景も人々も ロンドンやロンドン市民の良いところの煮こごりです
本当にロンドン市民は 大都会で人種も色々混じっていながら 結構人情味あふれる
町で、上品な町なんです。
私もあんなにかわいらしいクマちゃんではありませんが、英語の下手くそな外国人留学生が
ロンドンでやっぱり町の人に色々助けられました

「人の良いところを見よう」
これはイギリス人の上品な人たちの とてもいい習慣です
それが童話ではありますが とても美しく描かれた良い映画だと思いました

by AWAchampion | 2018-01-27 20:16 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

いやぁ・・・面白かった?

え?

何がって?

そりゃもちろん

韓国映画「新感染 ファイナルエキスプレス」ですよ!

この映画は2017年9月に日本で公開された映画ですが
私は半年以上遅れて池袋の新文芸座で見ました
予告編がこれです



半年以上前に公開された映画なので 普通にネタバレします。
ある日 韓国にあるバイオ工場で爆発が起き
何かが韓国にばらまかれました・・・

翌日 ソウル発釜山行きの超特急
その車内で一人の女性から・・・次々と謎の感染爆発が!
噛まれると即座にゾンビに変わるという恐怖がドンドン車内で広まります

その車内から生きて脱出できるのか?
しかし途中駅のテグは既にゾンビの手に落ちています
列車は釜山へとひた走ります
さて 何人生き残れるのか?

という まあ「ゾンビ」と「新幹線大爆破」を足して2で割ったような
作品なのですが
まぁ、ホントに脚本が良く出来ています
パニック映画としての伏線もそうですが
主人公 3組のカップルのそれぞれの人生がとても美しく描かれていて
彼らの行いがキャラクターの説明にもなっていて
さらにストーリーを進めるカギにもなっているという理想的な脚本。
パニック映画でアリながら 最後泣けます

正直同じパニック映画でも日本の「I am a ヒーロー」よりずっと
良く出来ていると思いました

是非DVDなどでご覧下さい


by AWAchampion | 2018-01-27 20:01 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

新文芸座で久しぶりに

私が東京にやってきたのは1990年のことでした。
大学で映画研究会に所属して、それから浴びるほど4年間映画を見まくったわけですが
ホームグラウンドは 名画座と呼ばれる2~3本立て映画館で
特に 銀座の並木座・池袋の文芸座・大井の大井武蔵野館には足繁く通いました。
並木座は黒澤・市川崑・溝口健二・小津安二郎など巨匠の映画
大井武蔵野館はカルト日本映画
そして文芸座はゴダールらフランス映画、フェリーニらのイタリア映画
タルコフスキーらのロシア映画など何でもかんでもここで知りました。
大島渚監督の特集上映なんかもここで見たのです。

でも最近はとんとご無沙汰しておりました

で、今何やってるのか?と思ったら
「日本のアクション快作特集」というじゃないですか?

で、今日は何と東映エログロ暴力映画の金字塔
池玲子の「不良姐御伝 猪鹿お蝶」(鈴木則文監督)と
杉本美樹の「0課の女 赤い手錠(ワッパ)」(野田幸男監督)じゃないですか?

見に行っちゃいました・・・

「0課の女 赤い手錠」は私が大学時代に既に「絶対見るべき映画」の一つとされていて
私は大井武蔵野館で、ボロボロのプリント状態のものを27年ぐらい前に見ました。

そして「不良姐御伝 猪鹿お蝶」は かのタランティーノが大好きな映画として
知られていて、私は今回初めて見ました

1970年代初頭は 日活が「にっかつロマンポルノ」で隆盛を極めていましたが
実は東映も東映東京撮影所は基本「東映ポルノ」を量産していました。
正直 ヤクザ映画でならした東映は
ポルノはポルノでも 暴力と結びついた異色の作品群で
レイプされてからの復讐・・・みたいなのが多くて
今の感覚では「ひ・・酷い」という話が多いです。
この2本も基本そういう作品なんですけど、表現がかっとンでいるので
後生まで残ったというわけです。

特に鈴木則文監督は私が物心を付いた頃は既に
「伊賀野カバ丸」だの「パンツの穴」だの、見ると大体糞尿が垂れ流しになる
作品を撮っていて、「下品こそ、この世の花」というご本人の名言があるとおり
スゲぇ事になっていましたが
この「不良姐御伝 猪鹿お蝶」のスタイリッシュさはビックリしました。
元々こう言う作品を作られる方だったんですね・・・。

とにかく久々にエログロ暴力の映画をじっくり見ました
これはこれで、何か懐かしかったです。



by AWAchampion | 2018-01-22 01:26 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

はい、これは台湾に行ったときなんですが
飛行機の中で見ましたよ「キングスマン・ゴールデンサークル」
話題になってますね。
結構評判も良いじゃ無いですか?

まあ結論から言うと
バカバカしくて面白かったです。
007の「ゴールドフィンガー」とか「007は二度死ぬ」みたいな
イギリス紳士のいやらしさと、ヒミツ道具が満載のスパイ映画で
しかも敵がほどよくアホらしいという
コメディアクションとして、良く出来たというか・・・良く出来ているわけじゃ
無いとは思いますが 面白かったです。

「007は二度死ぬ」が一番近いかなぁ?
あれは日本が舞台で、ジェットスキーがそのまま空を飛んだり
スペクターの基地が阿蘇山の噴火口にあったり
忍者が日本の女エージェントを毒殺したり、ファンタジーあふれる
作品でしたが、この作品も お色気が少ないオールド007みたいでした



とくに本人役で出てるエルトン・ジョンの怪演は
なんかもう、なんていうか、凄かったですね。



by AWAchampion | 2018-01-22 01:00 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

さて、そしてずっと見られなかった
「スターウォーズ8 最後のジェダイ」をようやく見ることが出来ました。

実は年末、公開の週に 新日本プロレスの事前煽りVTRのナレーション撮りがあり
ナレーターのバロン山崎さんが、メチャクチャ話したそうにしていたのに
「いや、ネタバレしないで下さい!!!」ってお願いしたり
世界力2のプレビューで 構成で入られていた共同テレビの松木創監督も
「倫ちゃん、見たよみたよ!あのさぁ!」と話したそうにしていたのに
「お願いします!やめてぇぇぇぇ」とお願いしちゃっていまして、
さらに、ツイッターでバンバンネタバレしていた 元セガのゲームディレクターで
早大映画研究会の先輩 五百蔵容さんをミュートしちゃったりと
スターウォーズを見ないことで 交友関係にヒビが入りかねない事態でしたので
まさに遅すぎるタイミングでの鑑賞でした。

しかし、はっきり言ってもう見る前から分かっていました。
評判悪いですよ。今回のスターウォーズは。
エピソード1並みの評判の悪さ。
しかし、エピソード1と決定的に違うのが、あのルーク・スカイウォーカーが35年ぶりに
かえって来るという所なのです。
ルークっすよ。マーク・ハミル!
だって、スターウォーズってルーク・スカイウォーカーの物語じゃん!

で、見てみました

う~ん。

まず良いところを言います。だってスターウォーズ好きだから。
とにかくルーク・スカイウォーカーがあのジェダイの服で出ていて
ミレニアム・ファルコンの中でR2D2と会ったりする映画を
嫌いになれますか?
イヤマジで、ルークまんせー!の映画で良かったんですよ。
ルークが新たなジェダイマスターとしてレイを鍛える・・・
このストーリーで何でダメだったの?

まず、あんなうじうじしたルークを見たくなかった。
百歩譲って贖罪の意識に駆られているとしても、第1話(エピソード4)の
オビワン・ケノービとルークの焼き直しのようなスタイルで
ルークが新たな希望レイを鍛えれば良かったじゃない?
なんでレイがいきなりあんなに強いのよ?

で、もっと問題なのは レイアが宇宙空間に投げ出されても生きていたり
ルークが念力で何でも出来ちゃったり、逆に何でもお見通しのはずの悪の首領スノークが
メチャメチャあっさり死んじゃったり・・・
フォースの使い方というか理解が違うんじゃねぇの?という感じでした。
何でも出来る魔法じゃないからね?フォースは。

それに、反乱軍と帝国軍がもの凄く 局地戦というかみみちい戦いで
雌雄を決しているのが気になりました。
そもそも反乱軍の戦略がアホ過ぎます。
旧日本軍のインパール作戦とか、旅順攻略戦ぐらいノー工夫の戦い方で
そりゃ、負けますよアレじゃ。

スターウォーズの「ウォーズ」の部分があまりにおざなりなのでは?という
感じがしましたね。

あと人間ドラマでも、あの天童よしみちゃんのラストは、あれはないでしょ?
フィンが特攻して巨大ビームを壊そうとしていたら、横から体当たりして
「だって好きな人を救いたいから」と腕の中で死んでいくわけですが、
観客が望んでいるのは「天童よしみちゃんの献身的な努力でフィンが助かり
さらに、反乱軍にも良いことが訪れる」です。
しかし反乱軍をピンチに陥れてどうする・・・。

とにかく、脚本がクソですよ。どうなっているんですか?

でもね・・・嫌いになれないの

なぜ?

だってルーク・スカイウォーカーが戻ってきたんだよ?
ルークだよ?
ルークから全ては始まったんですよ?この映画は。
そりゃ嫌いになれるわけ無いじゃない?

ってなことで、そりゃ語りたくなる映画ですよ。分かる。
ごめんなさいバロンさん、松木さん、五百蔵さん・・・。




by AWAchampion | 2018-01-22 00:34 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

映画を久々に固めて見ています
20日の土曜日に 打ち合わせの後渋谷で時間が空いたので
道玄坂のユーロスペースで アキ・カウリスマキ監督の新作
「希望のかなた」(Outside of the Hope)を見てきました



ネタバレもしますけど・・・・どうします?
これから見る人は逃げて下さいね。

はい 
良いですね?
アキ・カウリスマキ監督はフィンランドの方で、1990年代に
「レニングラードカウボーイズ・ゴー・アメリカ」で一躍有名になりました
これは、実在するロシアのカントリーロックバンド「レニングラードカウボーイズ」が
色々アメリカ文化を勘違いしたスタイル、そのままに本場アメリカ南部に乗り込むという
物語で オフビートなユーモアがズバズバ決まる素晴らしい作品でした。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(海外版予告編)


そのヒットでその後、彼の代表作「マッチ工場の少女」なども公開され
私が大学生のときには、アメリカのジム・ジャームッシュと同様
オフビートスタイルの映画の第一人者でした

私自身は「過去のない男」(2003)以来、彼の作品を中々見る機会が無かったので
さて、どんな感じかな?と楽しみに見ました

今回の映画「希望のかなた」は、フィンランドの首都ヘルシンキが舞台。
シリアからの難民カーリドが、貨物船で密航してくるところから始まります。
英語が堪能なカーリドは、警察で難民申請をして難民収容所に入れられます
しかし、シリアの彼の故郷は空爆に遭っているにもかかわらず「戦争状態」とは
認められず、強制送還されそうに・・・。
そこで収容所を逃げ出してたどり着いた先が、しがないレストラン。
そこでオーナーの目に触れて 働かせてもらうことになるのですが・・・。

というお話です

昔からカウリスマキ監督の映画はそうなんですが
この映画も 武藤敬司のプロレスみたいに 前半は延々 超静かな展開が続きます
「やばい!寝る!」私は何度も見ていてそう思いました
しかし、後半 急に物語が動き出してからの面白さたるや・・・
緩急の妙はまさに名人芸!いやぁ良い映画でした。

しかもオフビートギャグの切れ味はますます増しています。
日本がらみのギャグもあったので場内爆笑!
テーマ自体は 難民を受け入れる側のコミュニティーの監督が
難民を取り上げるという極めて重いテーマなのですが
それがジンワリ温かく伝わってくる快作でした。

さ、さすがだ カウリスマキ監督・・・。
相当おすすめですよ!



by AWAchampion | 2018-01-22 00:10 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

「リュミエール」

そしてこの映画も見ました

■「リュミエール」
 これは1895年に映画を発明した フランスのリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」1000本あまりの
中から105本を厳選して90分につないだフランスの記録映画です

 映画の発明者は映画学校などでは普通この、フランスのリュミエール兄弟として語られます。
確かその少し前 発明王エジソンが「キネマスコープ」を発明するのですが、これは連続写真を
のぞきからくりみたいな風に見せるというのもので、映写方式ではありませんでした。
もしかしたらアメリカの映画学校ではこっちを元祖にしているかも知れませんが、私が教育を受けた
日本の大学とイギリスの映画学校では リュミエール兄弟が映画の始祖として習いました。

 映画学校では当然「映画の始祖」として習うのですが、そこで習うこと、そして見せられる
映画は大体決まっていて「シエタ駅への列車到着」という作品です。
便利な時代ですね。
この作品は「シエタ駅(シオタ駅)に列車が到着した」という50秒の作品ですが
これを見た当時の観客は「列車がスクリーンから飛び出してくる!」と思って逃げた!
というエピソードで有名です。

基本習うのはこれだけで、この後は時間を割いて
この直後にフランスで現われたマジシャン ジョルジュ・メリエスがトリック撮影の
始祖で、彼がオーバーラップ・ストップモーション・スロー・逆再生などを開発した
という事が教えられ
この作品を見せられることになります
そう「月世界旅行」(1902)です

でも、この「リュミエール」を見ると、実は1895年から1905年までの
10年間で すでにリュミエール兄弟が、逆再生・空撮・移動撮影・カラー映画などを
発明していたと言うことが分かります



これは本当に驚きました
それどころか、リュミエール商会のカメラマンはフランスを飛び出し
イギリス・アメリカ・ベトナム・エジプト・中国・そしてなんと日本にも
撮影に来ていたんです!
日本は京都で剣道の試合を撮影していて、まさにチャンバラの始祖とも言えます。

いやあビックリしました
そもそもリュミエール商会の作品が 一本50秒のもので、それが1000本以上も
くっきり美しいネガの状態で残っているというのが素晴らしい話です

本当に元映画青年としては本当に楽しめました

で、気になって日本で現存する一番古い映画・・・と検索したら
この作品だそうですね

1989年? 歌舞伎座の庭で撮影された「紅葉狩」という作品で
当時の歌舞伎役者が演じ、制作は吉沢商会です

これもスゴイ 
メリエスより前に日本で日本人の手によって撮影されていたとは!



 

by AWAchampion | 2017-12-01 12:17 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

つづいてこの映画も見ました

■「エンドレス・ポエトリー」
 かのカルト映画「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」を監督したアレハンドロ・ホドロフスキー
監督が86歳になって放った、最新作で、彼の自伝的なストーリー3部作の2部目です
私は前作「リアリティのダンス」を見ていないので、本当に多分大学生の時に「ホーリーマウンテン」を
見て「きもちわりー映画だなぁ」ぐらいの印象しかない状態で ホドロフスキー作品と再会する
事になりました

「エンドレスポエトリー予告編」


 もちろん私は一応文学部の学生ですし、当時1980年代から世界を席巻した南米文学は多少は
読んでいましたし、マジックレアリズムがどういう物か?も知っていたのですが、当時1990年代
初頭はむしろ南米映画よりも旧ソ連下で作られたグルジアのセルゲイ・パラジャーノフとかが
作る「東側のシュールレアリズム」がドンドン入っていて、その抑制の効いた表現と比べて
もっと「死と生と性が濃い」今風に言うと「クセがスゴイ」ホドロフスキー作品は
当時激賞していた人々のようには楽しめませんでした。


「ホーリーマウンテン 予告編」(グロ表現注意!!)
・・・・ね?きっもちわりーでしょ?
大学生当時 確か最後まで見なかった覚えがあります。


 しかし私ももう46歳。さすがに人生の酸いも甘いも分かる年齢になりました
そこで見たこの作品ですが・・・・

いやあ、面白かった!

冒頭 今は寂れてしまった田舎町の商店街に、今のホドロフスキーがたたずみ
「昔は活気に満ちた街だった」と語ると
モノクロの書き割りがバタバタバタ!っと立ち上がり いきなり喧嘩とグロと血と・・・
コビトと・・・みたいな風景が広がってくる そのオープニングから心をわしづかみにされました

最近そういう風に「映画の地平を広げたいと思っている人」の作品って、自分の中では
ご無沙汰だったこともアリ、「こうやって表現しても良いんだ!」という喜びでワクワクしましたね

愛していた母親だけ延々オペラ調で歌っているとか
いろんな表現が86歳になったからなのか?自伝的ストーリーだからなのか?
昔の作品よりも上品さをまして、見ていてとても楽しめました。
(昔のホドロフスキー作品って イメージとしては吐瀉物とウジ虫と死体みたいな感じで
 スクリーンで見ていて気持ち悪くなる感じでしたからねぇ・・・私の勝手なイメージですけど)

あと。。。
日本の状況も変わったんでしょうね
この作品は男性器がボカシもなしに バンバン露わになります
これは昔なら絶対修正が入りました
でももう こういう「芸術作品」は良いんですね?
正直結構ビックリしました

日本で私が男性器をスクリーンで見たのは
私が20歳の頃、なぜか早稲田の雄弁会が「西部進先生から借りたビデオテープの上映会」
という、今だと色々アウトな上映会が なんと大隈講堂でありまして
行ったら、それが大島渚監督の「愛のコリーダ(無修正版)」だったのです。
当然一発目から藤竜也のタツヤがタツヤで・・・そりゃビックリしたのを
覚えています
女性が卵産んだりしますしね・・・

話はそれましたが
今回初めて組んだというクリストファー・ドイル(「恋する惑星」で有名になった撮影監督)
との相性も良く、非常に情熱的なチリの街を生き生きととらえている感じが
素晴らしかったです
あなたが大人であれば、是非・・・。




by AWAchampion | 2017-12-01 11:58 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)

最近見た映画をここから3本まとめて 書きます

■「ブレードランナー2049」
 かのカルトムービー「ブレードランナ-」の続編で、今年快作「メッセージ」を発表した
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品と言うことで楽しみに見に行きました

 ネタバレを含むので、ずばっと書いてしまいますが、もともと公開当時は
ルドガー・ハウワー演ずるレプリカントを追い詰める、人間の警察官ハリソン・フォードが
最後に最強のレプリカントを仕留めて良かったね・・・・という作品だったのですが
それから数年後?10年近くたってからですかね?リドリー・スコット監督がエンディングを
変えたディレクターズカットを発表しました。
そこには 闘いを終えたハリソン・フォードが眠りにつくと 彼が電気羊の夢を見る・・・
これはレプリカントの特徴である。というバッドエンディングに変更されていました。

実は原作ものちに読みましたが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」というのが
そのタイトルですから、実はディレクターズカットこそ原作に忠実だったんですね。

で、今回はもうそれが当然のように進みます

今作を見た感想ですが、この映画単体でメッチャ良い映画です
とても深淵で思索的で、しかも世界観がしっかりできあがっているので、主役の
ライアン・ゴズリングだけでなくホログラムの彼女(アナ・デ・アルマス)の悲しみなども
本当に素晴らしく描けてると思いました。

レプリカントだのホログラムだのを描いているのに「人間」が描けているとは
これいかに・・・ですが、いやホントヴィルヌーブ監督の腕は確かです
「スゴ~イデスネ視察団」の総合演出である 津田さんが以前
「僕はね、ヴィルヌーブ監督作品は全て傑作だと思っているですよ!」と熱く語っていましたが
いやその通りですね。彼がカナダ・ケベック出身で 凄くフランス映画の良いところを
継いでいるのも好感が持てます
監督のタイプとしては もの凄く物わかりの良いテレンス・マリックって感じですね。

でもね・・・
これ、続編感薄くねぇ?

というのが第一の感想です
ぶっちゃけハリソン・フォード要らないでしょ?この世界観の中に。
と思いました

FBで書いたら 放送作家の武田浩さんから「その後に発表された短編とかも見ろ」と
ご指摘を受けましたが、まだ見てないので言い切っちゃいます。
前作の両バージョン見たファン的には
いやぁ・・・これはこれで完結した作品で、ハリソン・フォードは一瞬だけ出れば
良かったのでは?と思っちゃいました

by AWAchampion | 2017-12-01 11:33 | 映画・演劇など | Trackback | Comments(0)