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1964年公開の「メリー・ポピンズ」はジュリー・アンドリュースの出世作として
名高く、ディズニーが実写映画をはじめたきっかけともなる エポックメイキングな
作品です。

多分子供向けに作られたミュージカルとしては最良のもので
私も実際子供の頃見て大感動しました。
母が主宰する
のんのんバレエミュージカルスタジオでも上演したことがあります。

「チムチムチェリー」
「スパカリフライジリスティ・エスピアリドーシャス」
「2ペンスをハトに」
「お砂糖ひとさじで」など名曲が目白押しで、
私が今 子供向けコンテンツを作る際に いつも心の中にある
理想の1本と言っても良い作品です。

その続編「メリーポピンズ・リターンズ」が54年経った今年、
2月1日に封切りというじゃないですか?
私 誕生日が2月2日ですから 自分へのご褒美として早速行ってきました!


子供向けですから吹き替え版と字幕版が用意されていますが
私は字幕版を見ました。

大いにネタバレしますから 見てない人はすぐ逃げて下さいね!!



さあ、良いですか?

いやぁ・・・泣いた。オジサン冒頭から号泣。
前の作品を好きな方の方が多分泣けるんじゃないかな?と思います。
というのはお話にその理由があるんです。

ストーリーはこうです。
前作でジュリー版のメリーポピンズがやってきたバンクス家はお父さんが
銀行のエラい人で、おかあさんが女性解放運動している人で、子供のジェーンとマイケルは
放置されて育ちました。だからそのやんちゃな二人をしつけるために
メリーがやってきたのです。

お話はそれから30年後。
弟のマイケルは大人になり、父の銀行に勤めつつも本業は画家として活動しています。
姉のジェーンは未だ独身。貧しい労働者のための活動をしています。
1920年代。世界は大恐慌時代に入っていました。
マイケルは、未だにあの家に住んでいて
結婚をして子供が3人いますが、妻が前年死んでしまいました。

そんな日曜日のある日・・・弁護士がやってきます
なんとマイケルの家が借金の抵当に入っているというのです!
実はマイケルの奥さんの病気が原因で お金を借りたものが亡くなった後
返済が滞ってしまったのです。

金曜日の夜までに一括して返さないと、あの思い出深い家が取られてしまう!
返すためには 父が持っていた銀行の株券を探し出さなきゃいけないのですが
ドコにあるのか分かりません。
さあ困った!
家捜しをしていると、屋根裏部屋から子供の頃に遊んだおもちゃがたくさん出てきます。
その中に、見覚えのあるタコがありました。
ああ、前作の最後でお父さんと一緒に上げたタコですよ。大切にとってあったんですね
(もう号泣)
そのタコが風に舞って 空へと舞い上がってしまいます。
すると・・・そのタコに捕まって空から降りてきた人がいました
その人こそ メリーポピンズなのです!!

彼女はマイケルの3人の子供 アナベル・ジョン・ジョージーの乳母になり
マイケルと一緒に株券を探すことになります。

前作と違う 3人の子供はしっかり者
だけど子供の心を忘れています。そこで、メリーが3人に魔法の体験をさせていくのです。


つまりお話が「昔子供の時に メリーポピンズが好きだった大人達に、もう一度
子供の心を思い出させるために戻ってきた」という色合いが強いので、
前作に思い入れがあればあるほど泣ける構図になっています。

そして今回 監督は「CHICAGO」の映画化でお馴染み 舞台演出&振り付け家の
ロブ・マーシャル
彼のチームは 前作のイメージを壊さないように 21世紀の映像になるべく前作の
手作りのぬくもりを与えるような 素晴らしいビジュアルイメージを作り出しました。

前作は、当時のMGMミュージカルのスタイルを踏襲しつつも ディズニーならではの
アニメ合成など 当時としては最新の技術を使って夢を紡いでいました。

でもそれから54年経って、本当は今ではCGで何でも出来る時代です。
だけど、極力本当にワイヤーで空から降りてきたり、バスタブに滑り込んだり
陶器の滑りやすい床を作ったりして、子供にウソをつかない絵作りをしていたのが
素晴らしいと思いました。

途中で子供達が 自転車に5人乗りするシーンがあります。
あれも本当に乗ってるわけですが、そのやり方が素晴らしい。
映画で描かれた夢をマネしたくなるって、子供の想像力をかき立てる素晴らしい
出来事だと思います。

また美術・衣装の色あいが 本当に神レベルの素晴らしさで
仰天しました。
特に衣装の素材、色あい 全てが本当にセンスの塊で
ディズニーの底力を見せつけられました。

途中、メリーが1920年代のアールデコ風のバンプな娼婦風になって
レビューに出るシーンなどは、
「おや?CHICAGOっぽいが、それはメリーポピンズにはあわないんでは?」と
思うシーンもありましたが、考えてみれば
時代的にはドンピシャなわけで、なかなか衣装一つシーン一つにしても
大人も子供も楽しめるように考え尽くされてるなぁという印象がありました。

もともとロブ・マーシャルは振り付け師ですから、ダンスのシーンは最近の映画にはない
力強い迫力がありました。
「CHICAGO」は踊れない人を踊っている風に見せるがゆえに、PVなみの細かいカットの集積で
ダンスシーンを作る21世紀型のミュージカルでしたが
今作は、MGMミュージカルの系譜の上にある前作に敬意を表して
ちゃんと 人の身体が全身見えるサイズを基本に、「役者がちゃんと踊る」映画にしていて
そこもとても好感を持ちました。

子供番組を生業としている私にとって
無限のインスピレーションを与えてくれる作品だったと思います。


ただ・・・褒めてばかりですが
前作は 映画史に残る大傑作だとしたら、今作は 良作という感じではあります。
その大きな原因が 歌にあると思いました。

前作は見れば一発で覚える歌が 何曲もあって
劇場を出るときに口ずさんでしまうミュージカルだったと思いますが
今回は 音楽自体は高度になっていて洒落てるのですが
覚えにくいんです。

これは字幕の松浦さんが直訳しているせいもあると思うのですが
それにしても覚えられない。
原因としてはメロディに強いフレーズがなく
子供向けの歌曲の
「繰り返し」「擬音」などのセオリーを踏んでいないためだと
思われます。

「小さな明かりを灯そう」の歌も、訳詞家をいれて
「ティップ・タップ・ライト 明るいね」みたいな歌詞にすれば
もう少し覚えやすいかもしれませんね?

そこは残念だなぁ・・そこが良ければ満点だったのになぁと思いましたね。

あと、前作で煙突掃除夫のバートを演じた
ディック・ヴァン・ダイクが 最後出てきて踊るシーンがあります
すげぇ!なんと御年93歳だそうですが、バリバリ現役ですよ!!

その昔 『雨に唄えば』の監督 スタンリー・ドーネンが
70歳でアカデミー名誉賞を取ったときに 壇上で踊ってましたが
それを遙かに上回る 年齢での凄さ!
いやあビックリしました。

色々書きましたが 基本的に私はメリーポピンズが帰ってきたところから
泣きっぱなし。
隣に座ってたお嬢さんが終映後「なに?このオジサン大丈夫かしら?」って目で
私を見てましたよ(苦笑)

平原綾香さんが吹き替えている 吹き替え版も近日見に行きます!








by AWAchampion | 2019-02-04 01:13 | 映画・演劇など | Comments(0)

さて、今日2月2日は私の誕生日です

もうオジサンですから、特に胸がウキウキするほど嬉しいわけでもないし
独り身ですから誰か祝ってくれるわけでもありません。

でも、オジサンだからこそ「一年間お疲れ様」と自分をねぎらってあげたい
一日なのかも知れませんね。

ちなみに2月2日誕生日の有名人は
天龍源一郎(元プロレスラー)
劇団ひとり(コメディアン)
ですかね?

これで私も48グループの仲間入り
HAG48 ですな。わはははは。

HAGが何を指すかは私に会ったことあるひとなら
一発で分かりますな わはははは

by AWAchampion | 2019-02-02 07:45 | Diary | Comments(0)

メリー・ポピンズの続編がまもなく公開ですが、
オリジナル メリーポピンズの ジュリー・アンドリュースのことを
なんとなく調べていたら、なんと・・・

身長 173cm!!


で、デカい!

イメージ変りませんか?
173センチっていったら、宝塚でも歴代最も長身の男役さんぐらい
あるんじゃ無いでしょうか?

しかも彼女は骨太のイメージだし。

いやぁ・・・知りたくなかったかも(笑)

by AWAchampion | 2019-02-01 02:50 | ビックリしたもの | Comments(0)

おかげさまで15周年

おかげさまで 私はフリーランスのテレビ演出家になってから
今日でまる15年目を迎えました。

もともとは久世光彦門下のカノックスという制作会社に所属していたのですが
2004年の1月31日をもって卒業しました。

さいごに師 久世から私にかけられた言葉は
「倫太郎、お前の作る物は上手いが小さい。もっと大きな物を望め」ということでした。

そんな師もなくなって13回忌が過ぎました

そして私は色々浮き沈みはありましたが
なんとかフリーで演出家を続けられております

映像演出家は、一人でどうこうできるのではなく
必ず共同作業で多くの人々に支えられて成り立つ仕事です。

特に私はここ15年間 ほぼ全ての現場で「はじめまして」から始まる
流れ者ディレクターでしたから
本当に出会いに恵まれてきたんだなぁと感じます。

今後とも是非 テレビ演出家 岡田倫太郎をどうぞごひいきに・・・。

by AWAchampion | 2019-02-01 02:30 | Diary | Comments(0)