2024年 11月 22日
いつの間にか冬が近づいています テレビディレクターの過激な1週間
11月上旬のテレビディレクターの過激な一週間です。
11月1日(金)
折から、映画音楽特番のための編集が続いている。その合間に
今話題の映画「侍タイムスリッパ―」を見る。これは映画監督を志しつつも
半ばで制作会社を辞めて田舎に帰り、農業をやりながら結婚式場で
ビデオを回す仕事をしていたという監督が、一念発起して完成させた
インディーズ映画。確かによく出来ている。
おめでとうの気持ちでいっぱい。私も頑張らなくては…。
その後、自宅でレギュラーのEテレの番組の編集も進める。
なんか全然進まず絶望的な気分になる…。夜中まで。
11月2日(土)
Eテレの番組の編集が続く。キツイ…。なんというか短いコーナーなだけに
余計キツイ。
いつも月曜日がプレビューなので、「このままやって、ノンストップでも日曜の
午後になる。寝たら寝た分だけ遅れていく。しかし体力が…。」と思って夜11時ごろ
改めて自分のスケジュール帳を見ると、なんとプレビューが火曜日にリスケされて
いることに気が付く!
「か、神がくれた1日!」男泣き…。しかしここで気を緩めるとダメ。
頑張る…。 朝まで
11月3日(日)
結局ちょっと寝て、なんだかんだでこの日の夜中に終わる。まあでも
1日前に終わったわけだし。ホッとした…。寝る
11月4日(月)
昨日が文化の日と日曜日が重なっていたから、今日が振り替え休日でリスケに
なったわけですな…。ホッとした。
数日止まっていた映画音楽番組の編集をガシガシやる。
11月5日(火)
この日の16時からNHKで1回目のプレビュー。頑張ったので
そんなに致命的な直しは無い。自宅に帰って朝3時までに直す。
11月6日(水)
この日の16時から23時まで2回目のプレビュー。
そんなに致命的な直しは無い。自宅に帰って少し寝る
11月7日(木)
この日は、映画音楽の編集を手伝ってくださる2名の人に
別々に池袋駅前のスターバックスで打合せ。
特に同い年のディレクター E氏は今某局のニュース番組の
ディレクターをやってらして、「この前も石破さんを取材した」と
言っていたので色々とお聞きする。私は報道番組の経験がないので
とても新鮮。
次に会ったまだ20代のディレクター K氏がなんかメチャクチャ
高いBMWに乗って来たので「おいおい、稼ぐねぇ」と言ったら、
「いや実家のです」と謙遜。しかし彼はNHKの局員じゃないのに
20代でNHKの音楽番組の売れっ子Dになった凄腕。
数年前に会った時はまだ学生だったのに…。出世が早い。
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by AWAchampion
| 2024-11-22 17:20
| テレビディレクターの過激な1週間
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2024年 11月 06日
アメリカ大統領選挙速報を見ながら徒然…
今速報がどんどん寄せられています。
そこで個人的にふと思った事を幾つか…。
◆1 第3位争い
大統領選挙はなにも、民主党ハリス氏と共和党トランプ氏だけが
候補者ではありません。実は10数人出ているのです。
その中でも 第三位争いが今熾烈です。
リバタリアン党のチェイス・オリバー氏と
アメリカ緑の党のジル・スタイン氏が激しく競り合っています。
また、トランプ陣営に入った ロバート・ケネディJrも票を
集めていますね。
チェイス・オリバー氏は39歳で、「小さい政府」を追求する活動家。
ジル・スタイン氏はイスラエルではなくパレスチナを支持する医師
なので、特にジル・スタイン氏はアラブ系アメリカ人の受け皿に
なっているようです。
私はこういう泡沫候補がなんか好きなんですよねぇ…。
◆2 個人的なロケの体験から
色々な州の話が出てきますが、私はアメリカにも何度もロケに
行ったので、幾つかの都市は思い出があります。
良い思い出
激戦州のひとつ ノースカロライナ州の州都シャーロットに
ロケに行った時の事。
ここは報道では バイブルベルトと呼ばれて、狂信的な
キリスト教原理主義者がいる保守的な街と言われます。
でも行ってみると、治安も良いし食事も美味いし、アジア人にも
優しいしで、アメリカの田舎町の良い所が集まった都市でした。
路面電車があるので、そこも良かったですね。
悪い思い出
逆に民主党の牙城と言われる州はあんまり良い思い出がありません。
サンフランシスコでは、タレントさんの移動のために借りたベンツが
いきなり車上荒らしに遭い、フロントガラスが割られてえらい目に遭いました。
ニューヨークでは、私が自分でカメラを持って街を撮影しているときに
黒人の巨漢ラッパーにカツアゲされて、30ドルほど巻き上げられました。
自由過ぎても大変です…。
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by AWAchampion
| 2024-11-06 13:04
| Diary
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2024年 11月 03日
先日ふと気が付いたら・・・。
私と1学年しか違わないんですよねぇ…。
いやぁ…凹みますなぁ。
あんなエライ方と、どこでどう道が違ったのか?
まあ、そもそも東大→ハーバード→大蔵省と
早稲田大→ロンドンインターナショナルフィルムスクール→カノックスでは
スタートからして違いますけどね…。
しかも玉木さん、東大では
バンドを組んで、さらに陸上競技の近代十種の選手で、
同世代の武井壮さんよりも一部良い記録を残してるらしいですよ…。
ずいぶん乗せてるエンジンが違います…。
ちなみに私は橋下徹さんとも同学年。
この世代からもうすぐ首相とか出ちゃいますね…。
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by AWAchampion
| 2024-11-03 16:30
| Diary
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2024年 11月 01日
涼しくなってきましたね 10月初旬のテレビディレクターの過激な一週間
10月初旬
テレビディレクターの過激な1週間 行ってみましょう!
10月1日(火) 台場で音編集(MA)
ナレーションを撮って、音楽を入れて、最終編集。
うまくいってなんだかんだで20時頃には終わる。
10月2日(水) 朝10時半からリモートで
企画会議。その後、久しぶりにちょっと休む
10月3日(木) 一日休む
10月4日(金) 昼の13時半から散髪。スッキリ!
その後 歌舞伎座に行く。
今回は 新派の傑作「婦系図(おんなけいず)」を
初めて仁左衛門&玉三郎コンビがやるという事で
幕見席を取って見る。
しかし最初行ったら、例の湯島天神の
「別れろ切れろは芸者の時に言うものです…。」の
超名シーンの前の幕を買っていた事に気が付き
急遽現地で、湯島天神の幕も購入。最後の1枚だった。
玉三郎さんは「天守物語」みたいな、聖なるモノの
役ばかり見てきたが、姉さん女房の町民の役は
メチャクチャ新鮮。
ほ~~とみる。
それ以上に仁左衛門さんが40代ぐらいの役者の
若々しさでビビる…。
10月5日(土)&10月6日(日)
この二日間はリモートで数十人の全国の子供たちと
オーディション。一日8時間ぐらい続けて子供さんと
話すのは 体力がいる。保育士さんは凄い仕事だ‥。
また、子供と50年も向き合ってる私の母親も
すごい仕事だなぁ・・・と改めて思う。
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by AWAchampion
| 2024-11-01 16:20
| テレビディレクターの過激な1週間
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2024年 10月 10日
暑さ寒さも彼岸まで~ 9月最終週の過激な一瞬間
本当に9月のお彼岸後に急に涼しくなりましたね…。
そんな 9月下旬の テレビディレクターの過激な1週間
行ってみましょう!
9月23日(月・秋分の日) 自宅近くのコワーキングスペースに
こもって、彫刻の森特番の編集をずっと行う・・・
日をまたいで夜中までやる。二日分お金がかかるが、そんな事
言ってられない。
9月24日(火) 彫刻の森特番の編集が一旦7時に上がり、そのまま
チェック用動画を送付。
その合間に14時から KテレビのHプロデューサーらとリモートで企画会議。
ちょっと毛色の違う番組なので、まずはフリーに意見を言い合う。
2時間後、編集再開。ちょっと思いついたことがあり、構成をざっくりと
大幅に入れ替える。翌日まで断続的に・・・。
9月25日(水) とりあえず形になったのが11時ごろ。
その後なんだかんだと私用を済ませて、15時半から台場のN社で
彫刻の森特番のプレビュー。
内容面ではあんまり直しは無かったが、権利的に使えない彫刻などが
あることが、ここへきて判明。う~~む。それはカットを余儀なくされる。
17時ごろまで台場でプレビューを行ったが、帰り着いたら19時。
台場は遠い。
9月26日(木) 朝10時半から NHKのUプロデューサーらと
リモート企画会議。1時間半。
その後、コワーキングスペースに移動。編集を始めるが
刻一刻と権利関係の事が入ってくるので、それに合わせて編集も変わる。
一時期、実尺26分の番組で、1分ショートという大ピンチに見舞われるも
夜中には完尺に落ち着く。
9月27日(金) 朝から完尺になった動画を、ナレーションの文言を整えてもらう
放送作家のH氏や、最後の権利関係処理のためにプロデューサーのS氏などに送り
ガシガシと テロップ原稿を書き始める。
30分の番組でも、全部合わせて300枚近いテロップ原稿があり
その一つ一つを文字化し、「どういうイメージか?」をタイム付きで書きだすので
必死にやっても8時間ぐらいかかる。私はこの作業が一番イヤ…。
結局ダラダラやっていたので、残り6分のテロップを残して今日はおしまい。
手伝ってくださった ディレクターのK氏がちょっとその後のテロップについては
手伝ってくれるとのことで、とりあえず寝る。
9月28日(土)朝10時に台場の編集所で編集開始。フリーランスの私は
毎回 編集マンさんや、アシスタントさんと朝名刺交換をするところから
始まる。
色々番組についての説明をして、どういうテイストなのか?などを話したうえで
データーをお渡しする。
また昨日延々書いたテロップ原稿も、アシスタントさんに渡す。
今回の編集マンH氏も、アシスタントさんもとても才のある方で
色々と提案をしてくださって、番組がどんどん面白くなる。ありがたい。
22時半まで…。
そこから自宅に帰りつくと24時を回る…。
9月29日(日) 今日も朝10時に台場の編集室へ。
つまり自宅は8時15分には出ている。
この日は朝からテロップをドンドコ入れていく日。
かなり順調で、見立てよりも3時間ぐらい早く終わる。
その後音編集用データーの制作などをして
20時には帰途に就く。良かった!
自宅に帰って、音効・選曲さんに指示書を書く。
何となく頭の中に ウッディ・アレンの
映画「マンハッタン」で、NYの現代美術館を
歩く際に ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」が
流れていたのと、そもそも展示されているのが
割と近現代美術で20世紀初頭のものが多いという事もあり、
「前半、彫刻をめぐるところで
ガーシュインを使ってほしい。『ラプソディ・イン・ブルー』か
『アイ・ガット・リズム』を。それからもし入ればガーシュインではないが
『キャリオカ』とかも入れて…」
「中盤 室内で作品を見るところは
使えればラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を、ピアノバージョンではなく
管楽器バージョンで、もし使いにくければ『展覧会の画』でも良し」
「後半 ワークショップでは、必ずバート・バカラックの
『007カジノ・ロワイヤル(1967)』を使うべし」など
色々と書く。
本当は気心の知れている音効さんなら時間も指定して、
ここからこのタイミングまで・・・みたいにしたいところだが
何しろ初めましてで、お会いしたこともない人なので
細かくは指定しなかった。
後から聞いたら「いやぁ~難しかった!」とぼやいてらしたが
そうかな?割と指示した曲はどれも年代も似てるし、
合わせやすかったのでは?と思った…。
指示してたのに
使ってない曲もあったので満点ではないですな…。
9月30日(月) この日は朝から、企画書を書いて
17時から有楽町で KテレビのH氏と、その先輩で
元NHKのプロデューサーY氏、それに若手の作家K氏と
打合せ。
その後 珍しく飲み会に参加。
しかし私は最初の1杯だけハイボールを頼んで
その後はノンアルコール。
でも半年ぶりのアルコールは効く…。
NHKの過去の豪快なエピソードを色々と伺う。
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by AWAchampion
| 2024-10-10 12:48
| テレビディレクターの過激な1週間
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